95話 ページ24
私が指を鳴らすと便利な能力シリーズ"目を欺く"が解除される。
目を見張る中也を他所に
「やあ、中也。吃驚したかな？」
中「え、は！？Aさん…！？」
普段通りの口調で話しかけると中也は慌てて掴み掛かっていた手を放して謝ってきた。
中「すみません！って、吃驚どころじゃないですよ！？というか起きて大丈夫何ですか！？」
怒られた。驚きだぜ←
どうやってここまで来たのかとか散々質問攻めを受ける。
「久々の再会だからサプライズが必要かなって…」
しょぼくれる私に中也は仕方がないと溜め息をつくが納得してくれた。
「まあ、ここに来たのは色々巻き込んでしまったからね？その説明と謝罪をしようかなぁと…」
アンシャルを呼んで説明しようかと思っていたら中也に遮られる。
中「謝罪は聞きませんからね。」
はい？と目を丸くしていると
中「Aさんが大きな何かを背負っているのはわかってます。きっとこれからも…」
俺の手が届かない場所で、と手を固く握りしめながら中也は続ける。
中「俺達を護るためだってのもわかってます。だけど今度からは一言相談してください。力になって見せますから。」
力強く見つめ返され私は戸惑いながらも
「善処するよ。」
とはにかむと、約束ですよ？と笑い返された。
今度こそ事の顛末を説明するためにアンシャルを呼び出した。
半透明の男が突然現れたので中也は殴りかかろうとしてアンシャルが悲鳴を上げていたのはご愛嬌。
探偵社の人達にも話した内容を全部話終わると
中「規格外過ぎて驚きが隠せませんよ。」
「本当は姐さんや芥川君も巻き込んだから皆一緒に話したかったんだけどまずは中也に会って謝っときたくてね。」
すると中也は首を横に降って
中「謝罪は十分です。無事に帰ってきてくれただけでいいです。」
姐さんや芥川も呼びましょうかと言われたので頼む。
二人が来るまで他愛もない話をしていると中也に電話が来る。中也は失礼と私に断りをいれてから電話に出た。
中「中原だ。」
電話に出たのは芥川君だった。
芥「ｺﾞﾎｯ…芥川ですが…奇妙な事に、中原幹部の執務室が見当たらなくなっているのですが…」
中「執務室が見当たらない？」
私が肩を揺らすと中也は此方を見て何をしたんですかと口パクで聞いてきた。
慌てて異能力を解除すると電話の向こうで見つかったという声が聞こえてきた。
ほっと胸を撫で下ろすとジト目のアンシャルと不思議そうな中也が此方を見てきた。
ごめんなさい。
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甘栗(プロフ) - ウナさん» どんどん中也さんの活躍増やしていこうと思ってます！ドキドキしてもらえるように頑張ります！ (2019年4月4日 19時) (
レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
ウナ - うわあ、もうかっこよすぎです、中也！！やばいですよもう！凄いです！ (2019年4月4日 18時) (レス) id: 0bc8f10023 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - チョコ味の白兎さん» 確かに口調が敦君みたいですね(笑)色々な関係が動く予定なので楽しみしててください！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - 雪宮暦さん» カッコいい中也を目指してるのでそう言って貰えて嬉しいです！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: 8ba49da6fd (このIDを非表示/違反報告)
チョコ味の白兎 - 最後のセリフが敦くんっぽい！ここからの展開が楽しみ！ (2019年3月30日 17時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘栗 | 作成日時：2019年2月28日 16時
