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メモNo.39(オリジナル) ページ48

私がいつも使っている電車は何一つ風景は変わらない

「今日も良い天気だな」

窓の外を眺めて太陽が差し込み眩しいと思うほどに

「今日も通勤ラッシュの時間か」

通勤の人達をボーと眺めていると1人の人に目がいった

「あのお兄さんだけ慌ててない」

私が気になったお兄さんは通勤ラッシュの人達と同じスーツなのに余裕があってかっこいいと思ったからだ

「時間想定内ってことかな?」

また別の日にも同じ時間で同じ電車に乗って窓を眺めるとまたあのお兄さんだ

「同じ車両なんだ」

私は少し気になって見ていたが、別の日は慌てていた

「珍しい、遅刻かな?」

いつもなら余裕な顔をして電車に乗り込むお兄さんなのにと思っていると駆け込み乗車をして
私は扉の近くまで行くとお兄さんが踏み込む力を反対にかけたらしく倒れそうな所を私が腕を掴み引き寄せると2人で安心した

「お兄さん、駆け込み乗車は良くないですよ」

これがお兄さんに話した初めの言葉だった

「ありがとうね、お姉さん」

そう言ってニコリと笑った

「そうだお姉さん、連絡先交換しない?」
「冗談言うなら突き落としますよ?」

そう言うとお兄さんは「冗談だってー」っと言って、私を見て

「お姉さん、またこの時間のこの車両で待ってるね!」

そう言って降りる駅で降りて行った、私も次の駅で降りてポケットから定期を取り出すとめもが入っていた、開けると

"お姉さん、今度は名前と連絡先教えてね!"

というメモがあってため息をして

「カッコイイと思った私を返してほしい…」

と思った

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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時

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