検索窓
今日:24 hit、昨日:28 hit、合計:1,217 hit

メモNo.12(俺とお前の関係) ページ15

ちょっとした不安が私を飲み込む

「待って…」

小さい声で言って先に歩く小指を握った

「どうした?」

私に振り返り同じ目線になって心配な顔で私を見る

「…」
「…」

お互い口を開かずに待っている、私は顔を下げて

「居なくならないで…」

聞こえたかわからないほど小さい声で言うと湊は、私の頬に手を添えて優しく正面に顔を向かせて

「結菜を置いて行ったらおばさんに怒られるから置いて行かねぇよ」

と言って涙を拭ってくれる、少しだけ落ち着いて

「さっさと帰るぞ」

と言って私と恋人繋ぎをして同じ速さで歩いてくれる

「先に謝っとく、悪い…」
「…」

あいつの話を歩きながら聞く

「結菜を不安にさせたのは本当に悪い、結菜以外に大切にする奴は居ないから」

と言われて少しだけクスッと笑って

「ありがとう」

と笑った

メモNo.13(俺とお前の関係)→←メモNo.11(俺とお前の関係)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:赤月元愛 , メモ帳欄
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。