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メモNo.12(俺とお前の関係) ページ15
ちょっとした不安が私を飲み込む
「待って…」
小さい声で言って先に歩く小指を握った
「どうした?」
私に振り返り同じ目線になって心配な顔で私を見る
「…」
「…」
お互い口を開かずに待っている、私は顔を下げて
「居なくならないで…」
聞こえたかわからないほど小さい声で言うと湊は、私の頬に手を添えて優しく正面に顔を向かせて
「結菜を置いて行ったらおばさんに怒られるから置いて行かねぇよ」
と言って涙を拭ってくれる、少しだけ落ち着いて
「さっさと帰るぞ」
と言って私と恋人繋ぎをして同じ速さで歩いてくれる
「先に謝っとく、悪い…」
「…」
あいつの話を歩きながら聞く
「結菜を不安にさせたのは本当に悪い、結菜以外に大切にする奴は居ないから」
と言われて少しだけクスッと笑って
「ありがとう」
と笑った
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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2022年2月18日 16時