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おついちさんがご飯を作ってくれて少し時間がたっていると、2匹の狼がゆっくり立ち上がった
兄者「起きたぞ」
弟者「紗彩ちゃん寝ぼけてない？」
お「今度は大丈夫そうだね」
2匹同時に欠伸をして体を伸ばしている
(赤色)
横を見ると頭に手を置いてる青色
”寝ぼけてて頭打ったかな？”
“まさにその通りだね“
そう言うと青色は「やっぱり」と言った
“毎日頭ぶつけてたんこぶできないね“
”本当にねー”
と話していると
弟者「茉彩ちゃん」
”呼ばれてるよ”
“はーい“
檻からゆっくり出てきて周りを見ると昨日とは変わらない
“一緒の部屋か“
そこは安心した
弟者「茉彩ちゃんは何が好きかな？」
と聞かれて私は青色の方を見ると檻の周りをうろちょろしている
“私が好きなのは魚！“
と言うと青色が
”聞こえるわけないでしょう”
と返ってくる
“はーい“
弟者「お肉がいいかな？」
“やだ“
首を横に振る
弟者「じゃあ、お魚？」
“お魚！“
首を縦に振った
お「流石に生は怖いから火を通しておこうか」
弟者「だね、紗彩ちゃん」
青色も呼ばれて来た
弟者「お肉がいいかな？」
青色は首を横に振った
弟者「じゃあ、お魚？」
それも首を横に振った
弟者「もしかして草？」
お「それは流石にないでしょう」
と言われて青色は首を傾げた
“青色の場合はお茶にするタイプだもんね“
”それが私が好きなの”
青色はお嬢様ぽい食事？になっている、私はスープだけじゃお腹いっぱいにならないからお魚を食べている
弟者「草って言っても薬草しかないし」
“薬草飲む？“
”美味しくなかった覚えしかない”
“薬草だからね“
そう言って弟者さんを見る
”連れて行けばいいのか”
“どこに？“
青色に振り返った
”私のご飯場所に”
“それもいいね“
私は弟者さんを見ていると
弟者「どうしたの？」
“狼じゃ話が通じないわな“
”そうだった”
青色はガックシとした
お「え、どうしたの？大丈夫？」
近寄ろうとするおついちさんに青色が威嚇した、私は青色の顔に手を置いて
“心配してくれたんだから威嚇しない“
”仕方ないでしょ”
近寄る人間は皆、嫌な人間だらけだったな
“今の所は悪い人ではなさそうだけど？“
”今の所でしょ？”
7→←作者話（変更点など載せてます、説明文にも載せております）
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作者名：P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時：2021年10月22日 11時
