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お「お手軽キッチン?」
弟者「たまたま雑誌を漁ってたら出て来たらしいよ」

お手軽キッチンの本を開けると確かにお手軽だが…

お「うーん…」

茉彩ちゃんを見ると口からぬいぐるみを落としてガーンとしている

お「そ、そうゆうわけじゃないの!」

必死にそう言うとシュンとして寝床に戻ってしまった

弟者「あーあ」
お「ちょっと…」

兄弟に出すご飯は出来るだけ自分で作りたいけど

お「じゃあ、この本にするよ」

そう言ってページをペラペラめくっているとチャーハンを見つけてこれにした

お「さぁて、作るか」

椅子から立ち上がってキッチンに行く途中に紗彩ちゃんがいて、紗彩ちゃんに威嚇された

お「もしかして茉彩ちゃんの仕返し?」

そう言うと紗彩ちゃんはふいっと顔を逸らして茉彩ちゃんの所に行った

お「あはは…さて作るか」

キッチンに行くと兄者くんが冷蔵庫の中を見ている

お「兄者くん?」
兄者「おっつん、何にすんの?」
お「チャーハンにでもしようかなって思ってるけど」
兄者「楽しみ〜」

そう言ってリビングに行った

お「まぁ、いいか」

ご飯を作り終わると弟者くんと兄者くんがリビングの椅子に座ってこっちを見ている、
茉彩ちゃんと紗彩ちゃんも机の下に潜っていた

お「何で机の下?」

そう聞くと弟者くんが

弟者「さぁ?」
兄者「さぁな?」

作ったチャーハンを机に置くと2匹が机の下から出て来た

お「もしかしてお腹空いてた?」

そう聞くと2匹ともコクコクとした

お「そう言えばお昼食べてなかったもんね、ごめんね」

2匹にも簡単に食べれるようなやつを作って置くと2匹ともゆっくりだが食べ始める
食べながら見ていると茉彩ちゃんは僕の椅子の下に潜り込む

お「茉彩ちゃん、何かあるの?」

そう聞くけど返事はもちろん返ってこない、紗彩ちゃんは兄者くんの隣の椅子にピョンと乗り見ている

兄者「食いてぇの?」

そう言われるが紗彩ちゃんはピョンと椅子から降りて茉彩ちゃんを引っ張り出して首根っこを加えてリビングに行く、ズルズルと引きずられる茉彩ちゃん

弟者「引きずられて行ったね」
兄者「同じぐらいの大きさなんだろうな」
お「だね」

食べ終わって洗い物をしていると茉彩ちゃんが足元に来た

お「どうしたの?」

そう聞くと両方の前足を上げて洗い物の台に前足が着いた

お「え、届くの?!」

台に前足が届くのがビックリした

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作者名:P4lwL6FvcvmThfX | 作成日時:2021年10月22日 11時

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