第45話:オレンジ ページ4
雄英の生徒として過ごしていて、一つわかったことがある。
……授業難しい。ガチで。あかん。
トリップ？してから、まともに授業を受けてこなかったので、そもそも知識が足らない。
なんせ、一学年分とんでるし。
ノートを取ることに必死で、あまり理解ができてないし……
そんなことを悶々と考えていた時だった。
「Aー！」
後ろから声を掛けられる。
『？』
「これ！」
『！』
そう言って瀬呂くんが差し出したのは手のひら大のオレンジ。
一瞬、なんのことかと思ったが、昨日の会話を思い出し、増やしてほしいのだと気がつく。
「増やせる？」
瀬呂くんがそう言って首を傾げたので、頷いて肯定する。
するとよっしゃ！という声が聞こえた。
上鳴君と切島君がやってきて「なんでオレンジ？」とオレンジ談義が始まる。
ワー、ツイテケナイナー……
「Aちゃん、私も近くで見ててもいいかしら？」
「ぼ、僕も見せてほしい！増やす個性かぁ……人命の救助に有用性があるよなぁ……ヒーローとしての花形というよりかはサポート側の個性に近いけどそもそもこの個性は使い方によっては攻撃的な事柄だけじゃなくサポートにも生かせるし建物が破壊されたりした時の補修材料や大幅な資金削減、とっさの資材不足なんかにも……ブツブツブツ」
『？！』
「デクくんストップ！ストップ！怖がっちゃう！」
「ご、ごめん！」
そこへ梅雨ちゃんと、深い緑色の髪の男の子と茶髪でボブヘアーの女の子が合流する。
深い緑色の髪の男の子が何かをノートに書きながら
首を傾げていると女の子が「自己紹介まだやったね！」とニッコリ笑った。
「私は麗日お茶子！お茶子って呼んでね！で、こっちのブツブツ言ってたのがデクくん！」
「……緑谷出久です。麗日さんには漢字の読み方から、あだ名でデクと呼ばれてます！宜しくね！」
2人の言葉にこくりと頷く。そして会話ノートを開いて文字を綴る。
『……【宜しくお願いします】』
出久くんとお茶子ちゃんは嬉しそうにはにかんでくれた。
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小崎相良(プロフ) - 変更の予定はないです。すみません(＞＜)こんな長い作品を読んでいただきありがとうございます。完結している作品ですので、最後まで見守って頂けたら幸いです！ (2021年8月6日 22時) (
レス) id: 4379f20890 (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» コメントありがとうございます。特にこだわりはないですけど、初めての作品ですしこのまま残しておきたいなって思っています！“増やす”というのはヒロアカに出てくる傑物学園の真堂揺くんの“揺らす”から派生させて考えたものですので、 続→ (2021年8月6日 22時) (レス) id: 4379f20890 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あと増幅とか（なんか上から目線ですみませんでした） (2021年8月5日 21時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - 個性の名前増やすってちょっとアレだから増加じゃダメなんですか？ (2021年8月5日 21時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 星が赤色に！閲覧本当にありがとうございます！ (2019年8月4日 0時) (レス) id: e7650e4ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小崎相良 | 作成日時：2019年2月2日 17時
