第30話:聴取 ページ34
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「さて、君について尋ねるよ!知っていること、分かっていることは包み隠さずに答えてね!」
『……』
目の前にいる小さなネズミ?がそう言った。
結局、リカバリーガールに経緯を話したことで警察に情報が伝わり、警察からの事情聴取を受けることになった。
……もちろん、切島くんとは引き離された。彼は「あとで会おうな‼絶対な!」と言って仲間たちの所へ引き返したようだった。味方が、安心できる人が、また、いなくなってしまった。
それと、目の前にいるこのネズミは雄英の校長先生らしい。なんでも、自分に興味があるとか。彼の申し出により、この部屋には猫の顔をした警官と自分とネズミの校長先生がいる。
純粋に感じるのは“ネズミが話してる違和感”だった。異世界すごい。
「聞いてるかい?あ!そのノート使っていいよ‼君と話すためのノートだから!」
目の前には新品のリングノートとボールペンが置かれていた。
校長先生の言葉に頷くと、彼もウンウンと頷いた。
「よーし、じゃあ、名前と年齢、君の“個性”教えてくれる?」
『……【AA、15、個性「増やす」】』
「Aさんだね!そっか、君は敵?」
『……』
「んー……あ、あの連合にいたのは本当??」
『……【はい】』
「……じゃあ、オールマイトを殺したい?」
『……【いいえ】』
どういう、質問なのだろうか……?
「Aさんのご家族は?」
『………【いますが、会えません】』
「どうして?」
『……【どこにいるのか、わかりません】』
「それは旅行か何かかい?」
『……【いいえ、家の場所がわからなくて】』
「そっか……ありがとう!話を変えるね!君の個性の“増やす”について教えてくれる?」
『………………【名前通りです。物の数を増やしたり、幅や面積、量が増やせます】』
「なるほどね……これ、増やせる?」
そう言って校長先生が取り出したのはボールペンだった。
『……【この個性のトリガーが唇で触れる事なので、触れてもよければ増やせます】』
「いいよいいよ!」
そういうと、校長先生はどうぞ!とでも言うように目の前に差し出してきた。
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小崎相良(プロフ) - 評価150票!皆様、ありがとうございます!嬉しさでにやにやしております(笑) (2019年7月12日 19時) (レス) id: be5de34a4a (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 瀷さん» コメントありがとうございます!頑張ります(´∀`*) (2019年6月1日 20時) (レス) id: fd7aceb583 (このIDを非表示/違反報告)
瀷 - 弔推しなんですけど、初登場が可愛いw頑張ってください! (2019年6月1日 19時) (レス) id: 3960a531d7 (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 充希さん» ありがとうございます!どの場面でしたか?訂正したいので、教えて頂けると嬉しいです (2019年3月13日 23時) (レス) id: 4835e70326 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - オールマイトの一人称は僕ではなく、私です! (2019年3月9日 13時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小崎相良 | 作成日時:2018年9月30日 14時