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第17話:アジト ページ19

次に目を開けて見えたのはバーのような空間だった。
薄暗い空間に淡く照明が光り、机や椅子が並んでいる。
奥にはカウンターテーブルがあり、その後ろにある大きな棚にはお酒?の瓶の様なものがずらりと並んでいた。

何がなんだか分からず、辺りをキョロキョロと辺りを見回す。


「おや、珍しいですか」

『!』

「ここは私達のアジトとして使っています。恐らく、貴方にはここで暮らしてもらうことになりますね」

『……』


これからはこの場所が家になるのか。
オンボロ廃墟より断然良い。自らの選択は間違ってなかったことに少し安心した。

その日から“アジト”とやらで暮らす様になった。バーにベッドは置けなかった様で、大きいソファをベッドがわりにして寝る。




翌日、黒霧さんはノートとボールペンを持って来た。昨日話せないと言ったので、筆談はできないかと思ってのことだそう。文字伝わるかな?


「貴方のお名前を教えて頂けますか?」

『……【AA】』

「Aか、お前何歳?」

『……【15】』

「ぇ」

「わかりました。15歳の割には落ち着いていますね」


それは褒めているのか?褒められているのか?

なんとも複雑だったが、とりあえず【そうですか ありがとうございます】と書いておいた。

黒霧さんと死柄木さんと過ごす日々。
彼らはお頭達の様にお金に困っている様子はなく、強盗などを手伝わされることもなかった。
ありがたい。正確な期間はわからないが、あの極悪なお頭のところでは一年近く過ごした気がする。

知らぬうちに誕生日も過ぎていた。






……もっと早くここに来たかった。






.

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作品ジャンル:アニメ
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小崎相良(プロフ) - 評価150票!皆様、ありがとうございます!嬉しさでにやにやしております(笑) (2019年7月12日 19時) (レス) id: be5de34a4a (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 瀷さん» コメントありがとうございます!頑張ります(´∀`*) (2019年6月1日 20時) (レス) id: fd7aceb583 (このIDを非表示/違反報告)
- 弔推しなんですけど、初登場が可愛いw頑張ってください! (2019年6月1日 19時) (レス) id: 3960a531d7 (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 充希さん» ありがとうございます!どの場面でしたか?訂正したいので、教えて頂けると嬉しいです (2019年3月13日 23時) (レス) id: 4835e70326 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - オールマイトの一人称は僕ではなく、私です! (2019年3月9日 13時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小崎相良 | 作成日時:2018年9月30日 14時

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