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第42話:居候 ページ49

「俺も‼‼A!俺も!」

『‼‼‼』

「俺、上鳴電気!電気って!呼んでくれよ!」

『……【電気くん】』

「電気がいい!」

『……【電気くん】』

「でーんーきー!」

『……【でーんーきーくーんー】』

「お、Aが笑った!しゃーねーなー……いつか呼ばせてやる!」

『……【気が向いたら呼びます】』

「ケロ、切島ちゃん、Aちゃん楽しそうね」

「おぅ!……どうかることかと思ったけどな!安心した」

「早く他の奴らとも馴染めるといいよな」

「あぁ」


転入初日、切島くんに加え、梅雨ちゃん、上鳴くん、瀬呂くんというお友達ができた。
まだ不安はあるけれど、このクラスでなら頑張れる気がした。


ーーー


登校初日、様々なことがあった。
初めてのことだらけなうえ、まともに学校も通っていなかったので、授業ではノートを取ることに必死。
そのうえ帰りにクラスメイトと一悶着。
そのお陰で、3人の新しい友達ができた。
間を取り持ってくれた切島くんには、もう頭が上がらないなぁと思う。

初日の授業を終えて、保健室で過ごしていると、オールマイトがやってきた。


「やあ、A君。」

オールマイトの言葉に振り返りペコリと頭を下げる。
ムキムキマッチョの姿ではなく、先日見た細身の男性の姿だった。


「一日お疲れ様。クラスメイトたちはどうだったかな?仲良くやれそうかい?」

『……【おつかれさまです。楽しかったです!】』

「そっか!とりあえず、今から買い物に行くよ」

『……?』


買い物?と思い首をかしげる。
オールマイトは「ハハ」と笑った。


「僕の家には君のための日用品は無いからね、揃えなくちゃ」

『〜〜!〜!【おか】』

「ん?お金の心配をしているのかい?大丈夫。僕はそのことも全て含めてA君の事を引き受けたからね!」

『!』

「A君は子どもなんだから、そんなことは気にしなくても大丈夫。そうだな、僕はA君の声が戻って、楽しく話ができたら嬉しいよ」

『……』

「じゃ、行こうか!」


オールマイトと一緒に買い物をした。
気遣いというか観察力が凄くて、気になったものとかいいなと思ったものを見抜かれた。
オールマイトにポンポンとカゴに入れられてしまい、引き止めるのに必死だった。
家で使う生活用品を一通り揃えてもらってしまった。

その日は部屋の場所、家の簡単な約束事を聞いて、寝室の一角に布団を敷いて眠った。

布団に入ると睡魔がやってきて、すぐに眠りに落ちた。


.

一章を終えて。→←第41話:名前



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作品ジャンル:アニメ
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小崎相良(プロフ) - 評価150票!皆様、ありがとうございます!嬉しさでにやにやしております(笑) (2019年7月12日 19時) (レス) id: be5de34a4a (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 瀷さん» コメントありがとうございます!頑張ります(´∀`*) (2019年6月1日 20時) (レス) id: fd7aceb583 (このIDを非表示/違反報告)
- 弔推しなんですけど、初登場が可愛いw頑張ってください! (2019年6月1日 19時) (レス) id: 3960a531d7 (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 充希さん» ありがとうございます!どの場面でしたか?訂正したいので、教えて頂けると嬉しいです (2019年3月13日 23時) (レス) id: 4835e70326 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - オールマイトの一人称は僕ではなく、私です! (2019年3月9日 13時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小崎相良 | 作成日時:2018年9月30日 14時

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