辞令は突然に ページ3
警察庁長官官房の警備局担当審議官になり、警察教養やら情報技術の解析やら犯罪鑑識の仕事もしないといけなくなった挙句に警備企画課の仕事も公安参事官としての仕事もある中で、この課長はさらにわたしの仕事を増やそうと言うのか。鬼か。優しい顔して鬼か。
「なンで俺なンだ」
おっと思ったよりも不機嫌な声が出てしまった……！！
だってわたしの仕事じゃないもん。確かに、わたしの仕事の中には警察教養の仕事もあるけれど、それは教える内容を改訂したり増減したりとかそんな感じの仕事なのだ。
だから現場で教えるのは教官の仕事のはずなのだ。
「それがねぇ、鬼塚君っていう教官がちょっと入院しちゃってねぇ。」
「入院！？なンでまた……」
「ちょっとした事故だそうだよ。心配しなくっても命に別状はないってさ」
その言葉に安堵のため息が漏れた。
鬼塚さんは佐藤正義さんの後輩だったはず。佐藤さんが気を落としてないと良いんだけれど。
でも、そういうことなら仕方がないか。鬼塚さんと完全に変わる形だろうから、授業時間2時間で週4回で1週間で8時間潰れるのかぁ……。
……あれ？警察官以外の仕事できる？ギリギリだよね？
最近sub rosaとして新シリーズ『金派の被疑者』を書こうとしてるけれど無理じゃない……？？
Artsとヴァニライと金木彩華の仕事もこの3年で保護数が3桁を超えたNOC達の様子見もあるのに？？エリーさんのご飯も作らなきゃなのに？？？
あれれれれ？？詰んでない？？
…………よぅし全部ここに持ち込んでやる！！警備局担当の審議官専用の部屋もあるし！！
「了解。予定はこちらで調整する。何の授業だ？」
「専門常識と体力強化だよ」
「2時間……！？」
1週間で16時間潰れんの……！？ねぇほんとに仕事終わる！？締め切りとチェイスする予感が……！！はははーわたしに睡眠時間は無かった。南無三。
「教材は警察学校の校舎にあるからね。」
その言葉を聞き、時計を確認する。25時だ。もう帰ろう。できるだけ他の仕事を片付けてしまった方が後々楽だろうし。
そう判断したその時。
「あ、授業は明日からだからね」
「は！？」
「断られるだろうと思ってギリギリに話したんだよ、悪いねぇ」
「クッソがァ！！！」
絶対悪いって思ってないでしょーが！！悪いと思ってる人はそんなにこやかじゃありません！！なんて心の中で中指を立てながら校舎に向かうことにした。ちくせう。
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紅猫 - 平手に目潰しタコ殴りｲｲｲ!!!が好きすぎて……wwほんっと面白いですね！ (2020年10月22日 23時) (
レス) id: be796dbe9a (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 縁談の話、まさかとは思ってたけど、そうきたか（初代怪盗KIDに応援要請したのか）と思った。今後の展開も楽しみに待ってます！ (2020年10月6日 1時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅猫 - まぁた主人公は新しい噂の正体に…w今度は学校の怪談ですかw あ、更新お疲れ様です。応援しています (2020年9月20日 21時) (レス) id: be796dbe9a (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - 本日、松田編を追加しました！ (2020年9月20日 19時) (レス) id: c3b1b53702 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - 彩さん» 応援ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2020年9月20日 19時) (レス) id: c3b1b53702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいな | 作成日時：2020年9月8日 1時
