余裕で満塁ホームラン ページ50
気付けば3年の月日が経過していた。悪党の人脈づくりに勤しんでたらあっという間だった。
あの後イタリア警察のトップに、ハクの姿で『お土産』と言ってマフィアを渡したら驚き散らかされた。………物騒すぎたかもしれない。
あの日、あの銀行に襲撃するという情報が手に入ったものの、来ないから別の銀行が襲撃されるのかと慌てていたそう。
それにFBIからの派遣捜査員という名目で日本の公安参事官も来るし、と焦ってたらしい。
緊張から解放されて饒舌になったトップが教えてくれた。
のんきに切れ味確認してる場合ではなかったかもしれない。……悪いと思ってるって！！ﾎﾝﾄﾆﾎﾝﾄﾀﾞﾖ
あ、あのナイフは日本に帰ってから在庫があるだけ買い尽くした。これで投擲もできるね！！
それから、あのおじちゃんはなんとマフィアのボスだった。イタリア4大マフィアの最大勢力『サラカバ』のボスで、一般人を食い物にするカリバドラと敵対し続けていたそう。
あの時は警察に情報をリークして、カリバドラに痛手を負わせたかったらしい。その前にわたしが8割方捕まえちゃったんだけれど結果オーライ！
その後『お友達』になったおじちゃんは、残党狩りを申し出てくれた。
そんな感じで悪党の人脈を広めつつ、世界中のチンピラ集団をぶっ潰していったり、わたしの『お友達』の傘下に入れていった。完膚なきまでの悪党人生！最っ高ね！！
「ハクさん、課長が呼んでるっすよ」
「分かった。すぐ行く。」
一応今も警備企画課にいる。FBIとしてだけれど、各地でスパイを炙り出してぶん殴ってたせいか
具体的に言うと、警察庁長官官房に属する警備局担当の審議官になった。
これを受けて階級は警視監に昇級し、公安警察全員とゼロさえも動かせるようになった。ちなみにゼロが動かせる公安警察は全体の3分の1から3分の2。
わたしのチキンハートが震え上がったのは言うまでもないと思う。
それだけじゃない。警察庁長官官房に属したから、警察運営をしている国家公安委員会、つまり警察教養やら情報技術の解析やら犯罪鑑識の仕事もしないといけなくなった。
それと変わらず、公安の参事官としてスパイ運営の管理もしている。
課長のいる部屋のドアを開け、課長の前まで来た。
「警察学校で教師をして来て欲しい」
つまり何が言いたかったか。
頼むからこれ以上仕事を増やさないで課長！！
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あいな(プロフ) - 彩さん» 嬉しいですぅ！！ありがとうございます！！ (2020年9月4日 11時) (
レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！次の第4話から松田さんが出てきます！ (2020年9月4日 11時) (レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！このシリーズ大好きです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください。楽しみにしてます！(推し(松田さん)達がはやく出てきて助かって欲しいですね！) (2020年7月31日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいな | 作成日時：2020年7月13日 3時
