たぶん満塁ホームラン3 ページ48
そんなこんなでイタリアに来た。機内モードが解除された瞬間に通知が来すぎて泣いた(泣いてはない)。
前まで東のバーロー……げふんげふん、新一からの鬼電に対応しきれば勝ちだったのだけれど、ここに煌月もくわわった。
…………今も絶賛ハクの携帯とAの携帯が合唱中だよほんと誰だよ番号教えたやつ()。
ちなみに組織はしばらく行かなくて良いことになった。なんでも実験の準備に時間がかかるんだとさ。そんなんなら実験なんて辞めちまえって思ったのは内緒。
「はぁ……」
今はハクの格好だから、新一からの電話取れないよなぁ……また拗ねるんだろうなぁ……。
この前、しょんぼりした声で「そんなに俺と話したくないのかよ……」って言われたばっかだってのに……。
正直主人公様のご機嫌は取っておきたい。早い段階でわたしがエル・ディアブロだとバレるのは避けたいし、何より誘拐してるNOC達の事を知ってる人間は少ない方がいい。
今だってそのことを知ってるのは、NOC達以外には各国の警察組織のトップ1人とわたしだけだ。これでもかなりリスキーなのにあの子にバレたらどう広がるか分かったものじゃない。
どうにか隠し通さないとね。
「行くか」
……………
………
…
イタリアの国家憲兵トップに軽く挨拶に行ったら、今日は疲れてるだろうからって帰してくれた。この眩しすぎるホワイト感に浄化されそうになったのは内緒の話。
まぁそんな訳で今日一日暇になったから、Aの姿で街中をブラブラと練り歩くことにした。
どこを見てもオシャレな街並みに、思わずキョロキョロと辺りを見回してしまう。せっかくだからNOC達に挨拶に行きたい。よし、そうと決まればお土産を買いに行こう！！
なんてお金を下ろすために銀行に行ったら銀行が開いていなかった。
……あっ、これってもしかしなくても『休み』？そういえばあったわね、そんな制度も。平日にも休みがあるなんて銀行は純白企業なのね……。
なんてジェラシーを感じつつトボトボと帰ろうとした瞬間、近くからピリッとした空気が近付いて来た。
上手く隠されているけれど、50人は超えているのを察知した。見回すまでもない。そして恐らくこれは警察官の空気で、彼らの意識は銀行にあるようだ。
しかし、どこかワクワクしたような空気もある。
『なにこれ、有名人でも来んの？』
そう疑問に思って、近くにいた好奇心丸出しのおじちゃんに聞いてみた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいな(プロフ) - 彩さん» 嬉しいですぅ！！ありがとうございます！！ (2020年9月4日 11時) (
レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！次の第4話から松田さんが出てきます！ (2020年9月4日 11時) (レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！このシリーズ大好きです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください。楽しみにしてます！(推し(松田さん)達がはやく出てきて助かって欲しいですね！) (2020年7月31日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいな | 作成日時：2020年7月13日 3時
