潜入前の一波乱4 ページ4
ひどく胸騒ぎがする。心臓がうるさい。
だってその女性の目は。
その女性の目はわたしの左目と全く同じ金色なのだ。
それでもわたしがその色を見間違うはずがない。
金木 彩華として化粧品会社を立ち上げ、そこでわたしの左目と同じ金色のカラコンを作ろうと何年も研究している。
それでも作れないほど、この金色は特徴的なのだ。光が差せばキラキラと輝くこの金色は。
だから見間違わない。見間違うことなんてできない。
それから彼女のその
そして、課長の左に立つ男性。綺麗な白銀の髪を持つ、彼の
それに今となっては朧げな記憶だが、わたしは彼に遊んでもらったことがある。兄さんと一緒に。
その人に、兄さんと同時に抱っこをねだって困らせたことがあったっけ。そういえばその時、庭に面してるテラスでその女性がクスクスと笑ってたっけ。
そして、……………。
…………そして、この2人と兄さんとわたしでかくれんぼをしてた時、急に電話が掛かってきて。
それ以来、兄さんと一緒にぱったりと居なくなった2人をどれだけ探しても写真すら見つからなかったんだったっけ。
……………
「………………この人達の名前は？」
「もう分かってるだろうが、真ん中が私だ。
私の左に立っておられるのが倉敷
2人ともずば抜けた実力の持ち主でなぁ……。でもそうか、君はこの2人を知らないのか……」
「…………そう、だな。知らねェな。」
「この女性、旧姓はAというんだがそれも知らないか？それと、彼女には妹がいたんだが」
「知らねェよ。全くな。…………この2人に子供はいンのか？」
「…………ここだけの話だが2人いてね。甘愛さんの妹に養子として引き取られて行ったがね。
………今はもう1人となってしまったようだが…………」
「…………そォかよ。まァ、俺には関係のねェ話だがな。他人の空似ってやつだ。
さすがに苗字まで一緒なのは驚いたがなァ」
課長には悪いがこっちにも事情があるのだ。
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あいな(プロフ) - 彩さん» 嬉しいですぅ！！ありがとうございます！！ (2020年9月4日 11時) (
レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！次の第4話から松田さんが出てきます！ (2020年9月4日 11時) (レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！このシリーズ大好きです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください。楽しみにしてます！(推し(松田さん)達がはやく出てきて助かって欲しいですね！) (2020年7月31日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいな | 作成日時：2020年7月13日 3時
