血統書付きの一匹狼5 ページ25
……え？今頭撫でられた？
わたしがいる部屋の隅にも届き始めたアルコールの匂いが嫌で狸寝入りを決め込んだら女王様に撫でられたんだけど。
しかもエンジェルっつった！？ベルさん！
誰がエンジェルだ！よく見てわたしを。一万歩譲ってAがエンジェルだとしても体格も顔も全然違うよ？一体どんなミラクルが起きたんですか！？
つーかもうバレてんじゃん！！一瞬でバレてんじゃんわたし！！大根役者にも程があるぞわたし！！
ってことはさっきの『狙われてるよ』発言はAに向けての言葉ってことか？心当たりは都市伝説とか都市伝説とか都市伝説とか……。
って都市伝説だけじゃん。でもそんなことで狙われるのかなぁ……？
じゃあなんでわたし狙われてんだ？
なんて頭を捻っているとベルモットは部屋を出ていった。
心なしか上機嫌でヒールを鳴らして鼻歌も聞こえた気が……しかも鼻歌まで美声かよ。はぁーめちゃくちゃ緊張した……。
つか正体バレてるとしたら潜入ってこともバレてるだろうしまずいよね？？
そうでなくてもなんとなく気まずいしできればもう会いたくねぇ。
あ、でも志保ちゃんと明美さんには会いたい。こっそり会いに行こっかな。研究所の場所分かんないけどなんとかして教えてもらえないかな。一応信用は得られてるっぽいし。
それにしても即日で
本格的に強くなり始めたアルコールの匂いに、今度はエリーさんの背中に顔をうずめた。
エリーさんは仕方ないな、と一鳴きしてもぞもぞとした後スースーと眠りだした。
ここまで来れたのもエリーさんが側にいてくれたからっていう面も大きい。エリーさんはわたしの精神安定剤だなまじで。
エリーさんがいなかったら不安で爆発していたに違いない。
ついて来てくれてありがとうね、エリーさん
と感謝しつつわたしも意識を手放した。頼むから換気扇くらいつけてくれ……いや、改造すればいいのか？とりあえずおやすみ
次の日ベルさんがわたしを懐柔するためにあれこれ尽くすことになるとは、今は知るよしも無かった。
そして組織にいる間、ほとんどベルさんと一緒に過ごすことになることも。それが姉ができたみたいで楽しいなんてことも。
…………更にジンがわたしに忠誠を誓わせようと半分脅しをかけてくるとか知らない。知りたくもない。
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あいな(プロフ) - 彩さん» 嬉しいですぅ！！ありがとうございます！！ (2020年9月4日 11時) (
レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！次の第4話から松田さんが出てきます！ (2020年9月4日 11時) (レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！このシリーズ大好きです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください。楽しみにしてます！(推し(松田さん)達がはやく出てきて助かって欲しいですね！) (2020年7月31日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいな | 作成日時：2020年7月13日 3時
