毒が巡り合う4 ページ19
そう。今世のわたしはとんでもなくアルコールに弱い。ついでにカフェインにも。
消毒液さえ、手にシュッとした瞬間に手が真っ赤になるし、さらにその匂いでぶっ倒れかけたこともある。匂いを嗅いだり触るだけでアウトだ。いや弱すぎる。
未成年だからまだ飲んではないけど絶対お酒飲めないんだろうな……まぁお酒のほとんどはジュースで代替可能だけどね！！
やっべぇそんな現実逃避してる場合じゃねぇ……！！このガスマスクはアクセサリーだけど本物にするのも考えとかなきゃまずいな……
対策を考えつつジンに続いて廊下を進む。
「ここって随分お酒臭いんだね。」
「ここは幹部しか知らねぇ場所だ。
そして
そういえばなんでお酒のコードネームなのか聞こうとしたとき、突然ジンが部屋の前で立ち止まり、その部屋の扉をノックした。
その部屋の扉は、今まで通ってきた部屋の扉よりも一回りも二回りも大きく、木製だが良い木が使われていることが分かる。
………絶対ここボスの部屋じゃん………いきなり来てよかったの？四天王は？飛ばしてよかったの？
なんて軽く現実逃避しつつ返事が来るのを待つ。女の声だ。
入室を許可され、ジンに視線をやるとわたしの視線に気付いた。しかし何の感情も顔には浮かべずに「中に入れ」と顎で指図してきやがったため一人で入ろ「おっと」……今日こんなんばっかだね！！
「急に酷いんじゃない？」
「……」
入った瞬間、左側から強烈な蹴りが飛んできた。しかしそれを軽く避けて、蹴りを繰り出してきた奴の方から目を逸らさずに一旦距離を取るために右手だけでバク転する。
左手はなんとなくポッケに突っ込んだまま片足重心で立つ。一応軸足の反対側の足である左足に重心を置いた。
相手はこちらの間合いを測ってなかなか手出ししてこない。この隙に気配を探ってみると、大きな執務机にもう一つ気配があった。でも手を出してきそうな気配じゃないし放置！
そんで相手は十中八九女だ。NOC達を回収してる内にいつの間にか気配を探るだけで男か女かわかるっていう割とどうでもいい特技も身についてた。
いやほら、組織の連中の気配とかNOCの意識の気配とか探ってたら気配だけで色々分かるようになっちゃってたんだよね。
なんて考えていた次の瞬間、女がわたしの間合いに入ってまた蹴りを放とうとした。
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あいな(プロフ) - 彩さん» 嬉しいですぅ！！ありがとうございます！！ (2020年9月4日 11時) (
レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！次の第4話から松田さんが出てきます！ (2020年9月4日 11時) (レス) id: ae58e04968 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 初めまして！このシリーズ大好きです(o^^o)更新楽しみにしてます！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: bdfba8aa51 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください。楽しみにしてます！(推し(松田さん)達がはやく出てきて助かって欲しいですね！) (2020年7月31日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいな | 作成日時：2020年7月13日 3時
