魔改造2 ページ37
「はぁ……やっとスッキリしたぁ」
思わず笑みが溢れる。心の中は誇らしさでいっぱいだ。家は磨きに磨いたためピカピカである。
「とりまシャワー浴びよ」
体についた埃をシャワーで流す。
掃除の途中でも思ったけど、切らしている物も結構あるしここの買い物にも行かなきゃね。
シャワー室を出て動きやすい服を着て、コンビニで買ったコーラを片手にソファーにドサッと身を沈める。
コーラはわたしの好きな飲み物ランキングの1位を堂々と独占してるのだ。カフェインのせいで好物が飲めないなんて悲しいね!!ちくしょう!!
とか思いながらストローでちびちびと飲めば、脳の働きが良くなり体も軽くなる。そのかわり五感が鋭くなるから入ってくる情報量が一気に増えて酔うんだけどね!
なんかどことなく残念だよね!!チート性能にもわたしの残念さが移ってるのかな!?
いつか完全に慣れてやる!と決意を固めソファから立ち上がる。
「まずは巨大スクリーンと立華ちゃんの本体から始めるか!」
もちろん両方ともタッチパネル。自重?しないしない。出し惜しみはする意味ないからね!使えるものは全部使えってね!
___________________
その数時間後、社畜は思い出した。
飲み会のノリで物事を進める恐怖を………
「やべぇさすがにやりすぎたかも」
ノリで行動するのは社畜のご法度だってのに……!!
ま、まぁ外見はあんまり変わってないんだけどね?ただ鈴木家もびっくりなセキュリティにしてしまっただけで。……。
……実はこの家、鍵をかける必要が無くなった。これに気付いたのはついさっきなんだけど自分でも「は?」って思った。
まず最初に虹彩認証と指紋認証をつけた。
問題はここからだ。
自分の皮膚の細胞を解析してそのデータを立華ちゃんに覚えてもらう。これで認証デバイスに触るだけで手の細胞を読み取り、判別できる。
そしてこの認証デバイスをドアノブ型にし、玄関と裏口のドアノブと付け替える。もちろんこのドアノブはもともと玄関や裏口にあったものと同じ見た目だ。
これでわたしがドアノブに触れば鍵が開き、他の人が触っても何も起きない。
つまり鍵穴自体が飾りみたいなものだからピッキングは意味ない。細胞ごとわたしになるしかこの家には入れないのだ。
そう、わたしは何をとち狂ったのか「細胞レベルで判別したら勝ちじゃね?」なんて考えに至った末、実行したのだ。
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おもち(プロフ) - ありがとうございます! (2020年7月19日 6時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - おもちさん» こんにちは!!夢主ちゃんは「lococo」さんで作成しました! (2020年7月19日 5時) (レス) id: d45b537d58 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - こんにちは作者様!いつも読ませていただいております!そしてとってもどうでもいいのですが、夢主ちゃんのイメ画って誰が描いた、もしくはどこでつくったんですか?できれば教えてもらえると嬉しいです!これからも応援してます! (2020年7月10日 8時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - れいすみすさん» ハクさんはこれからとんでもなく口と形相が悪くなっていく予定なんです……よければまた呼んでくださいね! (2020年7月2日 21時) (レス) id: d45b537d58 (このIDを非表示/違反報告)
れいすみす(プロフ) - やはり面白いですね…個人的にハクのキャラも好きです。今後の展開がとても気になります!楽しみにしています。更新を心待ちにしております!お身体ご自愛くださいませ。 (2020年6月27日 12時) (レス) id: 993cffbbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいな | 作成日時:2020年6月1日 5時