大悪党と駆け引きを【名探偵コナン】【救済】

ただいまジャパン！ ページ33

なんだかんだ言って日本に帰るのは2年ぶりくらいじゃない？だって最後に帰ったの13歳の時だったし……


あっ今回は2人に会わない方が良いのかな？でも本宅に帰ったら会いそう……


とか考えながら荷物を詰める手は止まらない。だって日本に帰れるんだもん！！




「日本に帰ったら和食食べまくるんだ！」



『にゃうん！(それ危険なフラグ！)』



「日本食ぅぅうう！！」



『んにゃあ(駄目だこれ)』




日本に持って帰る荷物を詰め終えた頃、ひとつ考えが浮かんだ。これなら2人に会うことないんじゃない？




「ねぇ立華ちゃん、エリーさん、わたし幼馴染2人に会わないようにマンション借りようかなって思うの」



『んみゅう(飼い猫可のとこにしてね)』



「もちろんよエリーさん！！

んー……本宅にも用事ができるかもしれないし、本宅に近い方がいいかなー？」



『Aさん！本宅にもセキュリティをつけた方が良いと思いますよ？』



「えっ着けてなかったっけ？」



『はい、幼馴染み2人の前じゃまずいと言って……

なのでしばらくは本宅へすぐに向かえるよう、本宅の近くのマンションを借りるのはどうですか？』



「それが良いわね！なら日本に着いたらまず不動産屋さんね！」



『はい！おすすめの不動産屋さんをピックアップしておきます！』



「ありがとう立華ちゃん！」




こうなったらセキュリティツールも買わなきゃなぁ……なんてぼんやりと思いつつ荷造りを終え、朝一の飛行機の便を取る。


エリーさんにご飯を作って、余った食材で自分の分のご飯を作る。




「はい、どーぞ！」



『にゃん！(いただきます！)』




エリーさんはちゃんといただきますを言ってから特製ご飯を上品に食べ始める。


いつも美味しそうに食べてくれるから嬉しいんだよね〜！作りがいがある！


とエリーさんを眺めながらわたしも久しぶりにブロック食以外のものを食べた。色んな味があるって美味しいね！


エリーさんの分はちゃんと毎食作ってる。FBIにはお弁当で持って行ってコッソリとあげてた。日本でももちろんそうしよう。だってご飯を食べるエリーさんが可愛すぎるから！！



最近食欲が落ちたと思ったけど、あっさりした料理だったこともあり今日はなんとか食べきることができた。


明日に備えようと思って、後片付けをした後すぐにベッドに潜った。一緒に潜り込んできたエリーさんの体温がじわじわと伝わり、普段から寝不足のわたしはすぐに意識を落とした。

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