35泡 ページ35
side:智
相「大ちゃんどこ行くの？」
智「んー？知り合いに会いに行くんだ」
潤「へー...いってらっしゃい」
智「おう...」
翌日、俺はさっさと支度をして都内の拘置所へ向かった
誰かに送り出してもらえるなんて....久しぶりだな
前は翔くんもよく送り出してくれたっけw
タクシーを捕まえ、拘置所へ向かうとすぐさま案内された
ガチャ))
「今回は特別に、面会時間を延長させて1時間とさせて頂きます。」
俺を案内してくれた人がそう言った
普段は30分らしいけど、特別らしい
「こちらです」
そう言って通された部屋
薄いガラス越しに色白の...それは罪なくらいに綺麗な女の人が座っていた
しかし、その美しさはカサカサの唇や鋭い目つき、ボサボサの髪によって
かき消されていた
「......」
虚ろな目でどこかを見つめているその人は正直怖かった
だけど、俺が椅子に座ると鋭い視線が俺を捕らえた
「....あんたが大野智？」
智「はい...そうです」
ギュッ))
俺は膝の上で作った拳を握りしめた
この人が.....翔ちゃんを....
首を締めて殺したいくらい憎かった。こんなに人を怨んだのは
初めてに等しい。というか初めてだ
「...あんたに櫻井翔って人から伝言がある」
智「！！！」
俺は思わず飛び跳ねた
その様子を汚いものを見るかの様な目で俺を見るその人
「『智くん、大好きです。本当に....さようなら。来世で会いましょう』って言ってたよ」
智「っ！！！」
その途端、目から涙がドバッと出て来た
その人が言った言葉が頭の中で翔くんの声で再生される
俺は思わず俯いて啜り泣いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこ - 号泣してしまいました。翔くんの手紙のとこ、とかもー、全部泣きました！目が真っ赤ですwww (2018年3月13日 20時) (
レス) id: bbbe789c97 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - えりぽんさん» うふぉぉおおお....えりぽんさんのお涙頂戴しましたww 読んで下さって有り難うございますね！ (2015年3月4日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりぽん - とっても悲しくなってしまいました！翔ちゃんの殺され方が残酷すぎて涙が止まらなかったです。でも翔ちゃんの優しさやメンバーの優しさが素晴らしかっです！ (2015年3月3日 18時) (レス) id: ba5b3eb735 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - あかねこ(o･-･)さん» わかりました。では読ませて頂きますね！ (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
えりんこりっく(プロフ) - マリーloveさん» なんでフラグ立てなきゃ行けないんでしょうね...私は皆さんに分かって頂きたいだけなのに.... ありがとうございますw私もですw (2015年1月10日 20時) (レス) id: 134ecff031 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えりんこりっく
| 作成日時：2014年12月22日 0時
