よくある物語。 ページ10
「あの…ここ私の部屋なの…知ってる？」
ハンジが控えめに言う。アルマはよこで、笑っている。
「ハンジ…アルマ…。迷惑かけてごめん。ありがとう。」
レオナが泣いた顔で笑いかけると、2人は笑って答えた。レオナとリヴァイはその後、リヴァイの部屋に消えていったという。
後日談だが、部屋を出るときにリヴァイがお礼を言ったらしく(当たり前)ハンジが発狂していたらしい。「明日巨人が存在しない世界になるぞ」と。(そうなったらいいね)
次の日の朝礼。仲良く10分前に一緒に広場に出てきたリヴァイとレオナは、エルヴィンを安心させた。
「ミケ、おはよう。」
「おはよう。…今日は一段とリヴァイのにおいが強いな。」
クンクンと嗅ぎまわるミケは、朝からリヴァイやアルマに劣らない渾身の拳を受けたらしい。
エル「君たちの喧嘩で、調査兵団が解散するかと思ったよ。」
レオナ「ごめんね、エルヴィン。」
ハン「喧嘩するのはいいけど、訓練するときにガス装着せずに立体起動しようとしたり、帰る兵舎間違えたりするのはやめてほしいね。」
アルマ「ブーツ、左右反対に履いてきたりね。」
レオナ「そんなことしてた？！」
アルマ・ハンジ「「うん。」」
エル「そんなことがあったのか。」
「忘れ物だ。」
リヴァイの部屋で、リヴァイは兵団服をレオナの肩にかけ、また気持ちの分だけ抱きしめた。
「…？」
ふと目を覚ますレオナ。
「起きたか。」
「リヴァイ。」
レオナは、うーん。と背伸びをする。どうやら昔の記憶を夢でたどっていたらしい。
「付き合いたての頃の夢見てた。」
「そうか。」
リヴァイはレオナの隣に座ると、触れるだけのキスをする。
「紅茶煎れよっか。」
「あぁ。」
「リヴァイ兵士長！レオナ副兵士長！！」
せっかく落ち着いた雰囲気だったのをぶち壊す、大きなノック音と声。
「なんだ。」
「失礼します！メア・トレースです。」
女兵は、息を切らしながら敬礼している。
「ウォールローゼが突破され、エルヴィン団長がお二人とハンジ分隊長に指示を仰ぐようにと！」
「え…。」
人類はこうも簡単に、人類史上最悪の記録を塗り替えていいのかと絶望するレオナ。
「わかった。ありがとう。」
レオナは、立体起動をすぐに装着するとリヴァイとともに部屋を後にした。
広場に行くと流石調査兵で、兵舎にいるメンバーは全員集まっていた。リヴァイとレオナが前の方へ移動すると、全員が敬礼をした。
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小西 利音(プロフ) - 雪さん» 初コメありがとうございます!! ｲﾁｬｲﾁｬｼｰﾝ下手ですけど頑張りますね〜。これからも応援の程宜しくお願いします！ (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 0c2794af76 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リヴァイ兵長とのイチャイチャ、ｸﾞﾌﾌ。この先がきになります！ (2017年8月2日 10時) (レス) id: 9c76beaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年7月26日 23時
