18歳少女の恥じらい。 ページ6
「はぁ…。」
女子寮。個室を与えられたレオナは、自室のドアを閉めると、ずるずるとそのまま座り込んだ。勿論、エルヴィンに用事などない。
またやらかしてしまった。別にレオナだって、そういうことがしたくない訳ではない。
むしろ、自分の知らない未知の大人の領域に好奇心すら沸く。
だが、いざその時になると体形の心配や、どう振舞えばいいのかという問題を思い出し、恥ずかしくなる。そして先ほどのように、リヴァイを突き放して逃げてしまうのだ。
「このままだと呆れられるよね…。」
レオナは、焦りと後悔の念に襲われる。今更部屋に戻って先ほどの続きとは、どう考えてもできない。だが、次の瞬間レオナの表情は青ざめた。兵団服をリヴァイの部屋に忘れたのだ。
「あぁ…。」
明日は、早朝から朝礼があり朝起きて取りに行くのでは都合が悪い。朝礼は兵団服を着て出席しなくてはいけないので、このままという訳にもいかない。
レオナは空気の抜けた風船のような足取りで、なんて対応しようか言い訳を考えながらリヴァイの部屋へと足を進めた。
「まぁ、考えすぎるんじゃないよ。これ、エルヴィンからの資料。じゃあ、お休み。」
「あぁ。」
ハンジは一通り自分の言いたいことを言うと、自室へと戻った。ドアが閉まる音がし、今度こそリヴァイは脱力する。そこで、控えめなノック二回響いた。一瞬レオナかと思ったが、リヴァイの名を呼びながらノックする彼女ではない様子だ。
「入れ。」
「リヴァイ兵長。こんばんわ。」
案の定レオナではなく、ほかの人間であった。
「お前は…。」
リヴァイの中で情報が流れる。どこの班か知らないが、今年卒業して入団した新兵の…。
「ルーシィ・レスタニア。覚えててくれたんですか？」
特に幹部とのつながりもないはずの彼女。リヴァイは一応、兵士の名前と顔はレオナに嫌というほど教育され、覚えていた。
「なんだ？夜這いか？」
「せ〜かいですへーちょ。」
冗談でいったリヴァイの顔は、真顔になる。ルーシィは、ソファに腰掛けるリヴァイの目の前に来ると、にやりと笑ってリヴァイの膝の上に向かい合うように座った。
「何の真似だ、クソ女。」
喋ることが初めての女にクソだのと罵倒する趣味はなかったが、訳の分からないルーシィの行動に声を荒げるリヴァイ。
「怒らないでくださいよ。兵士ってほら？溜まるじゃないですかぁ？」
そっと、リヴァイのモノを触るルーシィ。
「んなことねぇ。失せろ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小西 利音(プロフ) - 雪さん» 初コメありがとうございます!! ｲﾁｬｲﾁｬｼｰﾝ下手ですけど頑張りますね〜。これからも応援の程宜しくお願いします！ (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 0c2794af76 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リヴァイ兵長とのイチャイチャ、ｸﾞﾌﾌ。この先がきになります！ (2017年8月2日 10時) (レス) id: 9c76beaa53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小西利音 | 作成日時：2017年7月26日 23時
