生きたきゃ掴まれ ページ17
「！！！っ」
ユミルの攻撃が好調なのもつかの間。ユミルは最初、城を伝いながら戦っていたもののこの古城。
中々の年数が経っているようで、少しずつ壁がはがれてきた。古城の崩壊を気にし、ユミルは巨人から巨人へと移るが、やはり無理があるようで髪や手首足首を強く握られる。
「戦ってくるよ。アルマ。」
アルマは最後の刃を装着すると、立体起動の準備を始める。
「で、でも！」
「大事な部下が戦ってて、なんでアルマが戦ってないのさ。調査兵になった以上、役目を果たすよ。」
アルマは昇り始めた朝日を眺むと、アンカーを刺し、本日三度目となる死地へと飛び立った。
「ユミル！気にするな！城なんて壊せ！！」
ヒストリアは身を乗り出してユミルに言う。すると、ユミルは戦いをやめて、ヒストリア達の元へ向かった。
「イキタカ、ツカアレ。」
ヒストリア達は、ユミルに捕まると崩壊する城を見送った。巨人はそれによりつぶされ、身動きが取れなくなる。アルマは潰れていない最後と思われる巨人を倒しに向かった。
「アルマ達を襲ったのが悪かったね！」
その巨人のうなじに、刃を通…
「…っ！！！！」
通せない。刃の切れ味が悪くなっているらしい。ガスも使い果たし、アルマは地面にたたきつけられる。疲労が限界の体には立ち上がる力も残っていなかった。
「嘘…。」
巨人は、にんまりと笑いながらこちらへ向かってくる。既に疲労と恐怖で体が動かない。
アルマは、レオナの顔を思い浮かべながら目を閉じた。吐き気のするような口が近づき、アルマは覚悟を決めたその時。
「おまたせ！」
「…っ！」
先ほどまで口を開いていた巨人は倒れ、昇りきる朝日に照らされたレオナが立っていた。
「レオナ…！！！」
「ごめんね、遅くなって。」
死の恐怖から解放され、レオナに抱き着くアルマ。レオナは、そんなアルマをなだめる様に抱きしめ返した。そのまま緊張が説かれたせいか、アルマはレオナの腕の中で寝てしまったので、レオナは救護班にアルマをまかせ、隊員を壁上まで誘導した。
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小西 利音(プロフ) - 雪さん» 初コメありがとうございます!! ｲﾁｬｲﾁｬｼｰﾝ下手ですけど頑張りますね〜。これからも応援の程宜しくお願いします！ (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 0c2794af76 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リヴァイ兵長とのイチャイチャ、ｸﾞﾌﾌ。この先がきになります！ (2017年8月2日 10時) (レス) id: 9c76beaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年7月26日 23時
