彼の気持ちの変化。 ページ14
「巨人がまるで作戦行動を取っているようなタイミングだね。まるで最初から遊ばれている気分だ。」
ナナバがリーネ達の刃をゲルガーやアルマに渡すと、もう一度立ち上がった。
「戦い続ける限りはまだ負けてないんだっけ？」
ナナバはブレードを杖に、立ち上がる。
「そうだよ。いこう。」
アルマの返答とともに、自由の翼を背負った3人はまた、死地へと足を踏み入れた。
「ハンジ、ここから軌道修正して、もう少し西側に寄る必要があるわ。」
「あぁ。わかった。任せて。」
ミルエハ区から、馬に乗り継ぐ調査兵たちは、荷馬車の移し替え云々で忙しくしている。
そんななか、手負いのリヴァイはニックを避難民のところへ連れていき、これがお前が切り捨てようをしているものだと見せつけに行った。
「なにか、気持ちの変化はありましたか？」
ちょうど帰ってきたとことで彼に問うが、先ほどより顔色は悪くとも口を割らない。
「私たちには時間がないのです。早くしてください。」
レオナの一言で、ニックはゆっくりと口を動かし始めた。
「私は話せない。それは他の教徒も同じであろう。それは自分で決めるにはあまりにも大きなことだからだ。」
「偉大なる神の意志ってやつ？」
ハンジが皮肉に聞き返す。
「我々は話せない。だが、その大いなる意志を監視するように命じられた人物の名なら教えることができる。その人物は、今年調査兵団に入団したと聞いた。その子の名は…クリスタ・レンズ。元の名は、ヒストリア・レイス。」
レオナはクリスタと呼ばれる人物を思い返す。誰にでも優しく、レオナがよく荷物をたくさん抱えていると、助けてくれる子だ。
「クリスタ…。今は最前線にいる！」
「とにかく、彼女を連れてこい。彼女なら我々の知りえない真相を知ることができる。私が譲歩して教えられる情報はここまでだ。あとはお前たちに任せる。」
目を閉じ、苦虫を噛み締めたような顔でニックは話す。彼にとって気持ちの変化は、大きかったようだ。
「失礼します。上官殿から、副兵長宛の書類をお預かりしました！」
サシャが後ろから敬礼をして、書類を渡す。
「礼の？」
「うん。ビンゴだね。」
アルマが調べてくれていた戸籍調査書だ。内容はレオナの予想通り。
「サシャ、ありがとう。」
ハンジは、補給用の蒸かした芋をサシャに手渡すと緊急会議を開いた。
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小西 利音(プロフ) - 雪さん» 初コメありがとうございます!! ｲﾁｬｲﾁｬｼｰﾝ下手ですけど頑張りますね〜。これからも応援の程宜しくお願いします！ (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 0c2794af76 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リヴァイ兵長とのイチャイチャ、ｸﾞﾌﾌ。この先がきになります！ (2017年8月2日 10時) (レス) id: 9c76beaa53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年7月26日 23時
