一次作戦失敗のお知らせ。 ページ42
「うまくいってると思う？」
「アルレルトなら大丈夫だろう。」
中々報告も入らなく、レオナは少し心配になってきていた。ナイルは相変わらず誇らしげな顔で馬車の後ろを歩く。
「本当に、感激するほど憲兵は太りそうなお仕事ね。」
「レオナ、てめぇも太りはじｍ･･･」
リヴァイの発言に口を手で塞ぐレオナ。
「痴話喧嘩は他ｄ･･･」
ﾄﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ
エルヴィンが仲裁に入ろうとしたその時、嫌な地響き、雷のような空を裂く音、すさまじい熱風が皆を襲う。
「怪我ねぇか、レオナ」
リヴァイが覆ってくれていたようで、それほど影響がなかったレオナ。それと同時に、レオナは一次作戦である「人間の状態で捕獲」が失敗したことを悟った。周りは動揺の渦でざわめく。ナイルもレオナらの目の前であたふたしている。
「ナイル、巨人が出現したと考えてもおかしくない。」
「なにを！ここはウォールシーナだぞ！。巨人など現れるわけが無い。」
エルヴィンはそのナイルのあせった回答に、不適な笑みを浮かべる。
「おい！イエーガー！動くな！！」
馬車からごそごそとイエーガーという名のジャンが降りてくる。
「変装ごっこは終わりだ！二度とその名前で呼ぶなよ馬鹿野郎！」
ジャンは勝ち誇った顔でこちらへかけてきた。ジャンも作戦に加わるというので、そのまま捕獲作戦班に連れていってもらうことにした。
「団長！副兵長！」
立体起動を渡すよう命じていた兵士がこちらに駆け寄る。
「ありがとう。」
エルヴィンとレオナは立体起動を装備すると、あちこちの隠密していた調査兵に指示を出していく。
流石調査兵なだけあって、完璧に指示をこなす。
「おい、エルヴィン！」
ナイルは青ざめた顔で、2人をとめる。
「動ける者は私に続いて！」
「レオナ。」
リヴァイは歩いていくレオナを止める。
「今回は、俺もアルマも居ねぇ。死ぬんじゃねぇぞ。」
「任せて。」
レオナはリヴァイの止める手を握り微笑んだ。
「レオナ、頼んだ。」
「えぇ。」
エルヴィンの合図を見ると、レオナは残りの兵を率いて捕獲作戦班のほうへと向かった。
立体起動で進んでいくと、屋根上でぼんやりと女型を眺める憲兵たち。兵士が何人か奮闘しているがまるで戦えてない。
「レオナさん！！」
先ほど行ったはずのジャンがこちらへ向かってきた。
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小西 利音(プロフ) - ナルさん» コメントありがとうございます！ミルミハになってました？！すみません指摘ありがとうございます (2019年7月3日 2時) (
レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - すごく面白かったです！！更新頑張って下さいあと、ミルミハ区ではなく、エルミハ区ですよ!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: 4a1c354212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年4月11日 12時
