思わぬ来客。 ページ9
「レオナ〜、エルヴィンが呼んでる〜！」
新兵の講習も終わり、レオナは古城の屋上で洗濯物をしていた。
兵舎の頃は世話業者も居たがブラック企業「調査兵団」の書類の多さにも慣れ、
新兵との交流もだいぶ慣れてきて自分の訓練もこなせるようになり
ついに時間をもてあましたため、洗濯までもをこなすようになった。
アルマはその洗濯物のいい匂いに包まれながらレオナを呼んだ。
「アルマもリヴァイも下で待ってるよー。」
「これ干したらいくー。」
アルマはレオナに手を振ると下へ降りていった。
レオナは最後のシーツを干し終わり、外をのぞくとリヴァイが馬に寄りかかって待っている。
リヴァイはこちらを見ると、うっすらと笑みを浮かべる。レオナにしか分からないくらいの笑みを見ると、レオナは手を振った。
そしてすぐに籠をしまい、兵団服を着るとレオナはリヴァイ達に合流した。
･･･兵舎。エルヴィンの部屋をノックするとすぐに入室許可が下りた。
「エルヴィン、失礼するよー。」
「よー。」
アルマも真似するとそこには･･･
「レイエスおじちゃん！」
「お父さんっ･･･!」
レオナの父、レイエス・スカイウォーカーがソファに腰掛けていた。
アルマは小さい頃からレオナの家に入り浸っていたのでレイエスはもう一人の父のような存在だ。
「レオナ、アルマ、元気だったか？」
レオナとアルマに優しい目で問いかけるレイエス。そして2人がソファへ向かうとリヴァイが現れた(アルマで見えなかった。)
「リヴァイ君じゃないか、久しぶりだね。」
「あぁ。」
リヴァイもよく調査兵団の開発室へ出入りするレイエスとは、酒を交わしたりするほど仲のよかった。
レイエスの手招きでリヴァイはレイエスの隣に座る。レオナはその光景が少しほほえましくもあり恥ずかしくもあった。
「君たちを呼んだのは他でもない。次の壁外遠征の会議だ。」
「また会議かよ。」
アルマは口を尖らせてお菓子を口に放る。
「今回の壁外遠征にレイエスも参加することになった。」
レオナ、アルマ、リヴァイは固まった。
「お父さん、立体起動使えたの？」
「まったく(´＞∀＜｀)ゝ」
そう、一応調査兵団という名前を持っていても、やることは巨人の研究と兵器の開発。ハンジのまとめた報告書のことしか壁外を知らない。
「そこで、特別作戦班の前に居る荷馬車護送班とともに作戦地点へ入ってもらう。」
エルヴィンは陣形を指差しながら説明していく。
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小西 利音(プロフ) - ナルさん» コメントありがとうございます！ミルミハになってました？！すみません指摘ありがとうございます (2019年7月3日 2時) (
レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - すごく面白かったです！！更新頑張って下さいあと、ミルミハ区ではなく、エルミハ区ですよ!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: 4a1c354212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年4月11日 12時
