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「A！！一体何時だと思ってるの！」
帰るなり玄関で待機してた母に捕まる
「ごめんなさい、質問していたら遅くなったの」
「…そうだと思ってはいたけど、駄目よこんな時間に…、お父さんだって心配されてたんだから」
またお父さん。
母の言うことは十中八九父の受け売りだと思ってる
父が怒れば怒り、父が誉めれば誉める、
母のそういうところが大嫌いだった
「…今日は疲れたから早く寝るね、おやすみなさい」
だけど、そんな私も
自分の意見無く生きてると気付いたのは最近。
勉強なんて、大嫌いで
読書だって好きじゃない。
でも学校ではそんなこと言えなくて、
さも勉強が苦痛ではない顔をしてる
ベッドに身を放り投げて目を閉じる
「…結局私もお母さんと同じ。」
どんどん気分が落ち込んでいってた、その時
〜♪
着信音が鞄の中で鳴る
私は凄いスピードで鞄の中を漁った
一つは家族にこんな時間に電話してるとバレたら叱られるから
もう一つは、彼かもしれない、と思ったから
「…、もしもし！」
「あは、そんな焦んなくても。おれだよ！スニョン」
「あ、うん！スニョンくん！」
「ん、無事家着いたかなと思って電話した」
「着いたよ。！お陰さまで」
「そ！良かった」
「うん」
今まで、電話口から聞こえる声に
こんなにドキドキしたことがあったかな
「…良かったらさ、また来てよ」
「うん！」
「、…おれ今日、すげー楽しかった。」
少し間を置いて心を込めてるみたいに言う彼
「私も」
「ほんと？じゃ、また来てよ。おれ平日は毎日シフト入ってるから」
「…毎日いるの？」
「うん、毎日」
勉強はいつするんだろ、とか
そんなにバイトって毎日するものなの？とか
疑問が出てきては消えていく
今全ての疑問を解消しようとしたら、
彼が質問攻めになって潰れちゃう気がするから
「じゃあ、また行かせてもらうね！」
「おー！まってる！」
「、じゃあ、また…」
「ん！勉強か何か分からないけどちゃんと寝ろよ！」
「…え？」
「今日、Aちゃんクマ出来てたから」
「…あ、そうなんだ」
「ん、それだけ！ちゃんと寝ろよ！」
「う、うん」
「おやすみ！」
「…おやすみなさい」
そんなことまで心配してくれる彼の優しさに恥ずかしくもなり、
クマまで見られてたなんて、と恥ずかしくもなる
彼にあってから私の感情が忙しい
「…あ、本。貸すの忘れてた」
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ぴょん(プロフ) - 短編集からきました！まだ途中までしか読んでないですけど、良すぎて読み切ったら終わっちゃうのが悲しいです、私水名さんの作品めっちゃ好きです、素敵な作品を残してくださってありがとうございます！！作品の途中なのに伝えたくなるくらい気持ちが先走りました😭 (2022年11月17日 2時) (
レス) @page45 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - ピョナさん» ピョナさん 凄くコメントに助けられました。ありがとうございます。ようやく完結できました。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - caraさん» caraさん ありがとうござます。また見ていただくチャンスがあればと願っています。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - テイさん» テイさん 嬉しいコメントありがとうございます、すぐに完結させられずすみませんでした。また機会があったら見て欲しいです。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - キヌさん» キヌさん ありがとうございます。コメントを見てなんとか完結させる気を起こしました、笑 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2016年2月22日 16時
