※ ページ25
※
「…ヒジン、今日は一緒に」
今日は一緒に帰れそう？、と、最後まで聞く前に
席を立ってしまったヒジン
ヒジンが私のことを避けてるはずなのに。
なのに何故か顔がひきつってた
そんなに嫌になってしまったんだろうか
「…、せめて…」
私は先生が教室からいなくなるのを見計らって
携帯を取り出してヒジンにメッセージを送った
見てくれてるかは分からないけど
※
「…、。」
結局一人で帰ることになってしまった。
まあ、気を付けてるから平気だけど…
〜♪
靴箱でローファーに履き替えていると
携帯が鳴った
こんなところで出たらまずい、
サイレントマナーモードにしてなかった自分を恨みながら携帯を握って校門を出る
「もしもし！」
「おれ、スニョン。電話して大丈夫だった？」
「学校出たとこだからギリギリセーフ…だと思う」
「ごめん、今度から気を付ける」
「ううん！大丈夫！学校にいるときは出れないと思うけど、」
「ん。で、一人で帰ってないよね？」
「、うん！平気！」
「…ほんと？」
「！ほんとほんと！」
「…」
「…スニョンくん？」
通話口に向かって大声で「ほんとだからね」と言ったのはいいけど
彼は無言
「嘘は感心しないなーAちゃん」
やっと話してくれたと思えば
その声は耳元からじゃなくて
前から聞こえた
「…スニョンくん！」
「心配させないためだって分かってるけど、これじゃ、おれが心配した意味なくなるよな、ミン、…あれ？」
「、ん？ミンギュくんがどうかしたの？」
「…いや、何かあいつも着いてくるとか言って、振り払いながら来たんだけど。」
「…だからいないんじゃ？」
「いや、さっきまでいたんだよ…いい店でも見つけたかな」
「、いい店？」
「そうそう、あいつ腹減ってると学校の回りのランニングの時でさえ、店入って何か食べたりすんの」
「…凄い度胸」
「だろ？まあ、とにかく、間に合ってよかった」
「あ、お迎え？ありがとう」
「ん、どういたしまして。一緒に帰っていい？」
「もちろん、どうして聞くの」
「…」
言った後に分かった
「見られても平気だよ」
「本当に？」
「ん。それよりスニョンくんが来てくれて嬉しいからいい」
「はは、なんだそれ」
照れるな、と鼻を擦る
そうだ。みんなに無視されるのもつらいけど
前みたいに、寂しそうに去っていくスニョンくんを見るのもつらい
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ぴょん(プロフ) - 短編集からきました！まだ途中までしか読んでないですけど、良すぎて読み切ったら終わっちゃうのが悲しいです、私水名さんの作品めっちゃ好きです、素敵な作品を残してくださってありがとうございます！！作品の途中なのに伝えたくなるくらい気持ちが先走りました😭 (2022年11月17日 2時) (
レス) @page45 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - ピョナさん» ピョナさん 凄くコメントに助けられました。ありがとうございます。ようやく完結できました。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - caraさん» caraさん ありがとうござます。また見ていただくチャンスがあればと願っています。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - テイさん» テイさん 嬉しいコメントありがとうございます、すぐに完結させられずすみませんでした。また機会があったら見て欲しいです。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - キヌさん» キヌさん ありがとうございます。コメントを見てなんとか完結させる気を起こしました、笑 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2016年2月22日 16時
