わたしのせかい ページ22
※
「…、ただいま」
「A。」
「遅くなってすみません」
「…塾にいたのよね？」
「…」
「ねえ、Aちゃん、塾にいたのよね？」
「…。ううん違うよ」
「！じゃあどこにいたのよ！」
「友達のところ。」
「…こんな時間に？誰の家よ、」
「家じゃないけど、スニョンくん。」
「男の子なの？A！！こんな時間に男の子といたっていうの？！」
「そうだよ。でも別にスニョンくんとは何でもないよ」
「…何てことなの。どうしてあなたはそんなに堂々としてるの！お父さん！お父さん！」
「だって別に悪いことしてない。」
「…A！待ちなさい、お父さん呼ぶから、待ちなさい！」
「…おやすみお母さん」
「A！！！！」
聞こえない振りをして階段を駆け上がる
これからどうなるんだろうか。
そんなの分かりっこない。
今まではあまり感じることのない不安を感じた
でもそれは私が
ずっと前から作られたレールの上から少しでも脱線したから生まれる不安だと思うと、
それすらも少しはワクワクに変わる
※
「…おはよう」
「A、お母さん、あなたに話があります」
「何？朝御飯を食べたらすぐ出たい」
「昨日のことよ。お父さんにも話したの。」
「うん」
「何か辛いことでもあったんでしょ、一緒に先生と話し合わない？」
「…。」
「きっと疲れてるのよ、なんなら今日学校休む？」
「…、お母さん。」
「何？」
「全然違うよ。とにかく心配しないで」
「…、A」
「いってきます」
リビングに置きっぱなしだった本を手にとって
家を飛び出す
気持ちのいい朝
※
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ぴょん(プロフ) - 短編集からきました！まだ途中までしか読んでないですけど、良すぎて読み切ったら終わっちゃうのが悲しいです、私水名さんの作品めっちゃ好きです、素敵な作品を残してくださってありがとうございます！！作品の途中なのに伝えたくなるくらい気持ちが先走りました😭 (2022年11月17日 2時) (
レス) @page45 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - ピョナさん» ピョナさん 凄くコメントに助けられました。ありがとうございます。ようやく完結できました。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - caraさん» caraさん ありがとうござます。また見ていただくチャンスがあればと願っています。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - テイさん» テイさん 嬉しいコメントありがとうございます、すぐに完結させられずすみませんでした。また機会があったら見て欲しいです。 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
水名(プロフ) - キヌさん» キヌさん ありがとうございます。コメントを見てなんとか完結させる気を起こしました、笑 (2022年2月20日 3時) (レス) id: 539b1ce7fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2016年2月22日 16時
