＊ ページ46
その後来た救急隊によって佐藤勝利の死亡が改めて確認された
so「…流星が、メール送ったんだよね？
メール送んなきゃ、勝利は死ななかったんだよね？」
松島聡は真っ赤な目で遠ざかっていく救急車を見つめる
ar「確かにそうだけど…送らなきゃ、流星が死ぬ。
もしかしたら俺が死んでいたのかもしれない」
松島聡はゆっくりとであるがスマートフォンを操作し始める
ar「どうしたの？」
有岡大貴の問いも無視し、スピーカーにして電話をかけ始めた
rs『今日はぎょーさん電話かかってくるな。
なんや、命乞いか？』
ar「流星…今まで誰がかけてきたの？」
rs『有岡くんもおったんか。
せやな…高木くんからはかかってきたかな。
逆に健人からはメール送ってくれって懇願されたわ、未だに風磨のこと引きずってるらしいからな、アホらし』
ar「流星…‼︎」
有岡大貴は憤りを感じる
もしその場に藤井流星がいたら殴っていただろう
rs『で、松島。
要件はなんや？』
so「…ケンティーと同じ。
俺にメール送って」
ar「何言ってるの⁉︎
メール送られたら…死ぬんだよ？」
so「いいの‼︎」
松島聡は有岡大貴を止める
so「他のJ組が犠牲になるくらいだったら…俺が犠牲になる。
それが一番なんだって、思った」
rs『なるほどな、綺麗な友情のために自分の命使うんや。
わかった、まだ時間あるから他のクラスメイトからの命乞いとか聞いて決めるわ。
心地ええな、他人の命を握るって』
藤井流星はそこで通話を切った
ar「松島、馬鹿げたことを考えないで。
自分の命を簡単に差し出さないで」
so「いいの…俺は、生きるのに疲れちゃったの」
そう話す松島聡の目からは涙が溢れていた
泣くことを許された時間
その涙はとても綺麗なものであった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
慧jump(プロフ) - 桐山ななみさん» �陲舛磴鵑販�星はこの後どうなってしまうのでしょうか…お楽しみに🤭 (9月6日 22時) (
レス) id: 54a3ec7d90 (このIDを非表示/違反報告)
桐山ななみ(プロフ) - 濱ちゃん泣泣泣泣泣私、濱ちゃんが一番好きやからここで死なれると悲しくなるや(;_;(;_;(;_;そして流星がとった行動とは？ (9月6日 10時) (レス) @page48 id: 034e0a3f60 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 桐山ななみさん» やはり自分の命が関わってくると人って豹変してしまうものですね((≖֊≖) (9月5日 10時) (レス) id: 8369fb793b (このIDを非表示/違反報告)
桐山ななみ(プロフ) - 流星！！！？次は流星も狂ってもうた(;_;やっぱりこういうのって人の人格を変えてしまう恐れがありますね(;_; (9月5日 9時) (レス) @page46 id: 034e0a3f60 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 桐山ななみさん» コメントありがとうございます!!取り乱しちゃって全然大丈夫ですよ(*^^*)考え方や行動は少し違いますが、莉愛ちゃんのようなポジションの人は出そうかなと思っております (9月2日 17時) (レス) id: 8369fb793b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2023年8月14日 8時
