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「………っ、危ねっ！」
松本は一人、見えない敵と戦っていた。
先程、相葉や大野が戦っていた”レベル23”とくらべると、
スピードも、攻撃力も、はるかに劣っている。
松本も、防戦一方ながらも深いダメージは与えられていなかった。
「…くっそ……」
問題は、この銃。
先程から、何度引き金を引いても銃弾がクラウンを突き抜ける事はない。
本当に使えるのかと、松本が疑ったときだった。
『松本くーん、お元気ですかぁ？』
二宮の声が、この空間に響いた。
「…っおい！これ全然使えねぇじゃねぇか！」
どこにいるのか、分からないが。
とりあえず松本は叫んだ。
『…使えますよ。シンクロ率は問題ありません。
目を瞑ってください。この武器と自分が一体化するようなイメージを持って。』
松本は、半信半疑ながらも目を瞑る。
・
紅い銃を持った右手が、燃えるように熱い…
青い銃を持った左手が、凍るように冷たい…
ゆらゆらと…、ゆれる紅い炎。
ゆらゆらと…、ゆれる青い炎。
やがてその炎は1つになり……
高貴な、そして凛々しい、紫の炎ができあがる……。
・
ギャォオオオオオン
クラウンの咆吼が響いた。
大地を揺るがすように走り始めるクラウン。
その長い舌が、松本を捉えようと伸ばされたときだった。
カッと、松本が目を見開く。
そして素早く両腕を伸ばし、銃口を向けた。
「……”蛍火”」
瞬間、2つの銃口からいくつもの光が放たれた。
それはまるで、蛍のように青や朱の、美しい光を放ち…、
クラウンの身体を、襲ってゆく。
その光は儚くも…、美しく。クラウンの身体に触れる。
大量の光がクラウンを包んだ。
「………"散”」
瞬間、クラウンを包んだ光が全て、音を鳴らしてはじけた。
時間差で、生まれていく破裂音。
その光が全て消えたころには――――、クラウンは既に、息絶えていた。
・・・
「……はははっ、この人、一発で倒しちゃいましたよ！あははっ、笑えてきますねぇ」
スクリーンを見て、興奮している二宮。
櫻井は、呆然と見つめるだけで。
「……まさか、彼がこんなにも素質を持っているとは思いませんでしたよ……！
てっきり、”翔さんや僕側”の人間だと思ってたんですけどねぇ」
ふふ、じゃ、解除ですね。
二宮はそういって笑うと、ボタンを押した。
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智歌(プロフ) - りりさん» 初めまして、返信遅くなってしまい、申し訳ありません;; Ｓさん、私も大好きです^^ 山はなんというか、雰囲気が大好きですね//ようするに山大好きです← ファンだなんて……//嬉しすぎて倒れそうです← 更新頑張りますので、これからも是非よろしくお願いします！ (2013年3月23日 9時) (
レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - Ayaneさん» 初めまして、返信遅くなってしまい申し訳ありません;;コメントありがとうございます＾＾ 更新頻度は遅くなってはいますが、楽しみにしていただければ幸いです。ファンなんて…//私も大好きです！！← これからも頑張りますので、是非よろしくお願いします(●´▽｀)ﾉ (2013年3月19日 6時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayane(プロフ) - 初めまして、Ayaneと申します(^^)毎日更新を楽しみに読ませて頂いています。これから５人がどういう進展をみせるのか、とても楽しみです(о´∀`о)逢わせ屋も読ませて頂き、すっかり智歌さんのファンになりました!!大好きです♪ご無理なさらず更新頑張って下さい! (2013年3月15日 22時) (レス) id: 3a50da4d3a (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - 櫻ノ宮和翔さん» 初めまして、コメントありがとうございます＾＾ 逢わせ屋も読んで下さっているとは、感激です(ノ*゜▽゜*) 更新できていなくて申し訳ないです;; これからも皆さんに楽しく読んで頂けるように、拙い文章力で頑張りたいと思います(笑)これからもよろしくお願いします (2013年3月15日 19時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ宮和翔(プロフ) - 智歌さん» 面白いです(^^♪逢わせ屋も読ませていだいていますこちらもとても面白く引き込まれますこれからもがんばってください(^^♪ (2013年3月13日 0時) (レス) id: ca8ec43a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智歌 | 作成日時：2013年2月18日 6時
