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櫻井がひとたび足を踏み入れれば、そこはもう戦場と化していた。
広がるのはあの、巨大な空間ではない。
数分前見た――、あの、都市。
「…な、なんだよこれ」
事の展開を知らない櫻井は、二宮と松本に何かあったのかと疑う。
――――――――……当たってない訳ではないのだが。
ズドォン、と遠くから響く破壊音に、櫻井はビクッと身体を震わせる。
「……うわぁ…、まじ最悪…」
櫻井は肩を落とした。
俺、現場で戦うタイプの人間じゃないんだけど…。
「…おっ、翔さん。お疲れちゃんです」
そんなとき、二宮が現れた。
余裕をかましている二宮。櫻井は二宮に詰め寄った。
「……ちょ、ニノ！一体どうゆうこと！？」
「いやいや、待って下さいよ。試験中なんですよ？ちゃんと本人にも了承は得ましたし」
半ば、強制的にだが。
二宮は、こころの中でほくそ笑む。
「…でも…、初めてで一人で戦わせるのはキツイと思うんだけど…。レベルは？」
「…心配しなくても、レベル5まで下げてます………視聴覚レベルは、MAXですけど」
「はぁ！？」
櫻井は、あまりの衝撃に目を見開く。
「お前…、どういうことか、分かってんの…？」
眉を潜め、二宮に言う櫻井。
一瞬、その場に緊迫した雰囲気が流れるも、二宮は
………笑った。
・
「……やっぱり、僕達似てるんですよ。翔さん」
「……は？…、どういうこと…」
・
「所詮、ただの"人間”。いくら優秀だからと言って、ただの"警察”如きに、クラウンの相手はさせられない。
翔さんも、僕も。そうやって"彼"の事を過小評価していた」
二宮は、ポケットから、小さなタブレット端末を取り出した。
それを器用に操り、画面からスクリーンのように映像が映し出される。
・
「……これが彼のシンクロ率の数値、そして今の映像です」
・
画面には、クラウンと戦って居るであろう松本。
レベル5でも、常人では一人で戦うのでは確実にやられてしまう。
松本も、確かに防戦一方。逃げているだけだった。
だが櫻井は、その数値をみて目を見開く。
「…うそ、だろ……」
”シンクロ率………54，3%”
今も尚、数値は少しずつ、上昇していた。
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智歌(プロフ) - りりさん» 初めまして、返信遅くなってしまい、申し訳ありません;; Ｓさん、私も大好きです^^ 山はなんというか、雰囲気が大好きですね//ようするに山大好きです← ファンだなんて……//嬉しすぎて倒れそうです← 更新頑張りますので、これからも是非よろしくお願いします！ (2013年3月23日 9時) (
レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - Ayaneさん» 初めまして、返信遅くなってしまい申し訳ありません;;コメントありがとうございます＾＾ 更新頻度は遅くなってはいますが、楽しみにしていただければ幸いです。ファンなんて…//私も大好きです！！← これからも頑張りますので、是非よろしくお願いします(●´▽｀)ﾉ (2013年3月19日 6時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayane(プロフ) - 初めまして、Ayaneと申します(^^)毎日更新を楽しみに読ませて頂いています。これから５人がどういう進展をみせるのか、とても楽しみです(о´∀`о)逢わせ屋も読ませて頂き、すっかり智歌さんのファンになりました!!大好きです♪ご無理なさらず更新頑張って下さい! (2013年3月15日 22時) (レス) id: 3a50da4d3a (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - 櫻ノ宮和翔さん» 初めまして、コメントありがとうございます＾＾ 逢わせ屋も読んで下さっているとは、感激です(ノ*゜▽゜*) 更新できていなくて申し訳ないです;; これからも皆さんに楽しく読んで頂けるように、拙い文章力で頑張りたいと思います(笑)これからもよろしくお願いします (2013年3月15日 19時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ宮和翔(プロフ) - 智歌さん» 面白いです(^^♪逢わせ屋も読ませていだいていますこちらもとても面白く引き込まれますこれからもがんばってください(^^♪ (2013年3月13日 0時) (レス) id: ca8ec43a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智歌 | 作成日時：2013年2月18日 6時
