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「……ちょっと、話したいことがあります」
二宮は、松本の正面に向き直った。
やがて真剣な顔で―――二宮は言い放った。
「…率直に言いましょう………、僕はあなたが嫌いです」
松本は、ふっと不敵に笑うと、負けじと二宮へと冷たい瞳を向ける。
「…その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」
ぎらぎらと、
絡み合う視線は、確実に敵対心の炎を募らせていた。
「……警察から『神風』へ入ってくるなんて、僕は反対したんです。
――――――…、あなたに我々の”叡智の結集”を使わせるなんて、有り得ない」
「俺だって好きで『コッチ』に来た訳じゃない。お前や”班長”さんみたいなヤツがいるなんて知ってたら、
こっちから願い下げだ」
二宮は、途端に松本の首に掴みかかった。
その瞳は熱く燃えたぎっていて、まるで獣のようだ。
襟元をもたれた松本は、ドンッ、と壁に押さえつけられる。
「…僕のことは何とでも言えばいい！！…でも、次あの人のことを侮辱したら…、
僕があなたを殺します」
二宮の瞳が松本を捉えるが……、松本は動じない。
二宮はそんな松本の態度を見て、更に眉間に皺を寄せ、低い声で言い放った。
「…あなたが”クラウン”にやられて野垂れ死んでも…、僕は責任を負いませんから」
二宮は松本の襟元から乱暴に手を離し、歩き始める。
松本は、長い廊下を歩く二宮の背中が消えるまで見つめると、崩れた襟元を正した。
そして、壁にもたれかかったままため息をつくと、小さく声を漏らす。
・
「…………”あの頃”に、戻れたらな……」
・
誰に聞かせるでもなく、
松本の漏らした小さな呟きは、
無機質な空間の中に、消えていった……。
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智歌(プロフ) - りりさん» 初めまして、返信遅くなってしまい、申し訳ありません;; Ｓさん、私も大好きです^^ 山はなんというか、雰囲気が大好きですね//ようするに山大好きです← ファンだなんて……//嬉しすぎて倒れそうです← 更新頑張りますので、これからも是非よろしくお願いします！ (2013年3月23日 9時) (
レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - Ayaneさん» 初めまして、返信遅くなってしまい申し訳ありません;;コメントありがとうございます＾＾ 更新頻度は遅くなってはいますが、楽しみにしていただければ幸いです。ファンなんて…//私も大好きです！！← これからも頑張りますので、是非よろしくお願いします(●´▽｀)ﾉ (2013年3月19日 6時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
Ayane(プロフ) - 初めまして、Ayaneと申します(^^)毎日更新を楽しみに読ませて頂いています。これから５人がどういう進展をみせるのか、とても楽しみです(о´∀`о)逢わせ屋も読ませて頂き、すっかり智歌さんのファンになりました!!大好きです♪ご無理なさらず更新頑張って下さい! (2013年3月15日 22時) (レス) id: 3a50da4d3a (このIDを非表示/違反報告)
智歌(プロフ) - 櫻ノ宮和翔さん» 初めまして、コメントありがとうございます＾＾ 逢わせ屋も読んで下さっているとは、感激です(ノ*゜▽゜*) 更新できていなくて申し訳ないです;; これからも皆さんに楽しく読んで頂けるように、拙い文章力で頑張りたいと思います(笑)これからもよろしくお願いします (2013年3月15日 19時) (レス) id: e8f0ec24b6 (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ宮和翔(プロフ) - 智歌さん» 面白いです(^^♪逢わせ屋も読ませていだいていますこちらもとても面白く引き込まれますこれからもがんばってください(^^♪ (2013年3月13日 0時) (レス) id: ca8ec43a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智歌 | 作成日時：2013年2月18日 6時
