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いきなり言われたその言葉に、首をかしげる黒尾くん





少し、かわいいかも



なんて思って、ふっと笑ってしまう








.









「私はさ、誰かの幸せそうな笑顔みたら、自然とこっちまで笑顔になって







_________あぁ、シアワセだなって感じるの。」








それが何?というような言葉が顔やオーラからでている







「黒尾くんってさ、笑わないよね」





「...はっ、」








.









「何言って...」と彼の言葉が小さく漏れる








.









.









私、知ってるんだよ






「バレーしてるときの仲間に笑う黒尾くんはシアワセそうだよね




なのになんで、





教室では壁つくってるの?」





下を向いたまま、黒尾くんは口を開く






「お前はなんで楽しくもねーのに笑えんだよ」








.









「ぶはっ!」





大きく口を開けて、目に涙をためて、笑う





や、やばい笑いすぎてお腹痛いっ!








そんな私を驚きと





少し、怒りの入り混じった顔でみる黒尾くん








「だからなんで...っ!」




「違うよ」





遮るように黒尾くんに言葉を重ねる









「笑わなくていいんだよ。

無理してみんなに合わせなくていいじゃん



面白くないのに笑ったって、シアワセなんてわからないんだから



笑うと福はくるってゆーけど









.









辛いとき辛いつって何が悪いの




怖いもの怖いつって、何が悪いの。」





ポカンと口を開けて私をみる黒尾くん







「あっ!良いこと教えてあげる!」




急に大声を出した私にびくっとして、「な、なに?」ときく








「辛いことがあったときはね、楽しいことして上書きすりゃいいんだよ!



怖いものあったときは、私が隣にいてあげる!



だから、







_________だから、素直に寂しいって怖いって言っていーんだよ」





「...辛くて、楽しいこと思い出しても上書きできなかったとき、どーすりゃいいの」




ぼそり、呟く。







そんなの









「___________私が黒尾くんを笑顔にさせる!」





目を、見開く








「辛いこと忘れるくらい笑顔にさせて、







いつか黒尾くんに「得意技は笑顔です」って言わせてやる!」









あ、やばい声がでかくなってしまった


ばっと口を抑えた私に、笑顔で







________笑顔で、「ありがとな」と言った彼





ドクン、







何だか嬉しくなって、私も笑顔で黒尾くんに頷いた

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鳥海 - 切なくて胸が締めつけられるような気持ちで見てます;_;更新楽しみにしてます! (2018年3月11日 10時) (レス) id: 320734f793 (このIDを非表示/違反報告)
軍鶏(プロフ) - とても面白く、一気に読み進めました。作品がマンネリ化している中で、新鮮なお話でしたので続きが気になります。更新待ってます。お体にはお気をつけてください。応援してます! (2016年8月15日 23時) (レス) id: 8815e8ed98 (このIDを非表示/違反報告)
ハリマロン - ずっと前から見ていました!続きがとても気っになります。更新頑張って下さい。 (2016年8月12日 16時) (レス) id: 19b43b569c (このIDを非表示/違反報告)
桐乃(プロフ) - 輝星☆さん» うわあああありがとう...!読者の皆様に支えられてこそです...ほんとにありがたき幸せ;;; (2016年7月16日 7時) (レス) id: 64d2a03549 (このIDを非表示/違反報告)
輝星☆ - ランキング41位凄い!おめでとう!流石桐乃、神だ…! (2016年7月16日 7時) (レス) id: c2b08aafc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桐乃 | 作成日時:2016年7月7日 23時

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