黒尾鉄朗との関係【ハイキュー】

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HRで見事に堀てぃーにからかわれ、高1からの数々の黒歴史を暴露された私









最低だ。


最低すぎる…っ！




一生恨んでやる堀てぃーあの野郎！









なんて、1時間目から机にぐったりとする







うぉー、眠い。

絶好のお昼寝日和じゃん、今日









うとうとしながら何言ってるかわからない英語を聞き流す。









あ、これは寝れるわ。









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「高村さん。」





「……」








「高村さん、今言ったところを読んでください。」









ククッ…って笑うのを我慢する声








いや漏れてんだよ！聞こえてんだよ！


もう少し我慢しろよ！！









「うっ、とぉー…」




ガタッと椅子から立ち上がる







ダメだわかんない。








とっ、隣！

隣の席のやつに聞けば…！









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隣からスー、と寝息が聞こえる。






起きろよ高橋いいいいいいいい！！！



何すやすや寝てんだてめえええええ！！









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「P8の4行目」









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ボソッと小さく、でも低くて透き通るような






きれいな、声









「いっ、」









「いっつ あ すもーるわーるど！」







咄嗟に








驚きと焦りで、変に裏返った声で教科書を読む。









…その瞬間みんなに笑われたけど。









恥ずかしくて赤くなる顔を手でパタパタと仰ぎ、椅子に座る









未だにうるさいクラスを無視して、隣をみる









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…さっきは見なかった方の隣を。









「黒尾くん、ありがとう！」





にぱっと笑っていう






なんだ、今まで2年間あんまり関わったことなかったけど本当はいい人なのか！









「ははっ、感謝しろよー」









いや、違う。









本当はいい人だってことくらい、2年間以上同じクラスで過ごしてたら分かる。








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ただ、









ただ、私は嫌いなんだ。









その、胡散臭い笑顔が









別に黒尾くんが嫌いなわけではない。







私はずっと、2年間ずっと彼の









「笑顔」が嫌いだった









「黒尾くんってさ」




「ん？」









「シアワセの知り方、知らない？」









彼は、今まで見たことがないくらい目を見開いて







小さく、声をだした









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「は…？」









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