第４章 決心 ページ26
「おはよーっす」
ガラッと体育館のドアを開けると、
「おはよーございまっす！」
ジャージの裾を捲り、ボールを磨いているAの姿
「うわ、コートも全部用意してあるし…
おまえ何時に来てんだよ、ちゃんと朝飯くったわけ？」
なんて少し笑いながらいうと、
「あはは、食べたよー
さ、黒尾パイセンも早く支度してくださいねー」
「黒尾パイセン？なんだそりゃ」
あいつのおふざけを軽く受け流し、更衣室へ向かう
「お、はよーっす黒尾」
「夜久」
中には既に準備万端の夜久の姿
「あれ、研磨は？」
「起こしても起きないから置いてきた」
「なるほどな」
なんて話していると次々に他の部員が更衣室に入ってくる
バン！！！
突然更衣室のドアが勢いよく開いた
「やっくん！ごめん、ちょっと手伝って！」
「あぁーやっくんな、やっく…
やっくん？」
思わず２回復唱してしまったそいつの名前
…やっくんなんて呼んでたかあいつ！？
夜久の方を振り返るとびっくりしたのか目を見開いて硬直していた
「いきなりなんだよ、やっくんて…」
「私の呼び方に不満があるのかね？」
「いやねーけどさ！？」
なんてはしゃぎながら更衣室を後にする２人
.
.
え？
「ええええええええぇぇ！！！！！！？」
「もーなんすか黒尾さんうるさいっすよお」
今来たばっかりで、眠いのか目をこするリエーフを軽く足蹴りする
「いてっ！？」とか言ってるけど気にしない
いやむしろ今はリエーフなんかに構ってる暇はない。
「なんであいつと夜久あんなに仲良くなってんだよ…？！」
「あー、さっき見ましたけど仲良くなってましたね
まぁでもぶっちゃけA先輩って誰にでも優しいし仲良くなって当たり前じゃないすか？
あ、オレA先輩の笑顔めっちゃ好きなんすよね！！
あんな笑顔自分だけにみせられたら惚れそうですよね〜」
何ちゃっかり名前でよんでんだてめぇリエーフ
「いや、案外泣き顔もくるぞあーいうタイプは」
気持ちはわかるけどころす
結局モヤモヤしたまま、山本とリエーフにラリアットをかましておいた。
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鳥海 - 切なくて胸が締めつけられるような気持ちで見てます；＿；更新楽しみにしてます！ (2018年3月11日 10時) (
レス) id: 320734f793 (このIDを非表示/違反報告)
軍鶏(プロフ) - とても面白く、一気に読み進めました。作品がマンネリ化している中で、新鮮なお話でしたので続きが気になります。更新待ってます。お体にはお気をつけてください。応援してます！ (2016年8月15日 23時) (レス) id: 8815e8ed98 (このIDを非表示/違反報告)
ハリマロン - ずっと前から見ていました！続きがとても気っになります。更新頑張って下さい。 (2016年8月12日 16時) (レス) id: 19b43b569c (このIDを非表示/違反報告)
桐乃(プロフ) - 輝星☆さん» うわあああありがとう...！読者の皆様に支えられてこそです...ほんとにありがたき幸せ;;; (2016年7月16日 7時) (レス) id: 64d2a03549 (このIDを非表示/違反報告)
輝星☆ - ランキング４１位凄い！おめでとう！流石桐乃、神だ…！ (2016年7月16日 7時) (レス) id: c2b08aafc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桐乃 | 作成日時：2016年7月7日 23時
