말할 수 없는 비밀 _Secret Secret_ (ページ10)

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H『ヨボセヨ』

さっきまですぐ近くにいたはずなのに
何年ぶりに声を聞いたのかなって思うくらい
錯覚をした。

H『元気だった...？』

ジニも気まずいのかぎこちない会話からのはじまり

そんな昔クールじゃなかったんじゃん
大人びちゃって....

「うん、元気だよ...まさか会えるなんて思わなかった」

私も頭が真っ白でありきたりの言葉しか並べれなかった

H『まさか、チキン屋になってるとは思わなかったよ』

照れ臭そうに話すのが受話器越しになんとなく感じる。

「オンマが店を開いてね、私は雇われバイト」

H『そっか...近いうちまた遊びに行くね。
今日久しぶりに会えて凄い嬉しかった....」

ああ、これだ。

本当にやめてほしい。

私の心に土足でまた入り込んでくる
でも、今のジニはアイドルだから

好きになっちゃいけない。

"会えて嬉しかった" なんて簡単に言わないでよ。

「うん、またお店で待ってるね」

H『あ、じゃあそろそろ戻らなきゃだからまたね』

「またね...」

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