말할 수 없는 비밀 _Secret Secret_ (ページ4)

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いつの間にか私達は卒業を迎えていた。

1年前に知り合って恋を教えてくれた
ヒョンジニともお別れ

携帯のメッセージには

"卒業終わり、図書室集合"

なんてカトクが来ていた。

私はすぐ、図書室に走り込んだ

開けたらそこには優しい笑顔でヒョンジニが
待っていてくれた。

H「遅いな～」

「これでも走ってきたんだよ？...どしたの？」

H「うん...まぁなんだろ。これやるよ」

近くに寄り、私に見せたのは
雪の結晶の形をしたシルバーのネックレスだった。

「え...」

あまりにも唐突で、何を喋っていいかわからなかった、
けど、ヒョンジニは受け取るまで私の顔を
ずっと見つめていた

H「俺これから多分連絡も返せないし、
Aの話聞いてあげれる事も出来ない
尚更会うことなんてもっと出来ないと思うから
俺の形見だと思ってよ！」

「形見って...死ぬわけじゃないんだから...」

冗談な会話もしながらも私は意味を理解して
とても胸が張り裂けそうだった。

「頑張ってね...私1番目のヒョンジニのファンだよ」

H「Aはファンじゃないよ。特別な人」

特別な人.....

15歳の私にはその言葉だけでも満足だった。

こんなに地味な私と友達でいてくれたんだから
ありがとう。

ヒョンジニ

こうして私の初恋は1年で幕を閉じた。

綺麗で何色にも染められてない
真っ白な雪の結晶のような恋だった。

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