말할 수 없는 비밀 _Secret Secret_ (ページ3)

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H「A～、あにょん」

あれから半年が経ち、毎週金曜日に顔を合わすと
ヒョンジニは私に気楽に挨拶もしてくるし
たまにマシンガントークなくらい
独り言言ってくる時もあった。

相変わらず女子生徒の目線がしんどい時もある。

この人無自覚なのかな
なんて思うときもある。

しかも、閉まる時間まで最近は入り浸る

「ヒョンジニ、いつまでいるの？もう時間だよ？」

H「ねぇ、Aはさ、俺がアイドル目指してるって
言ったら笑う？」

「そんな、笑わないよ？だってみんなそれぞれきっとなりたいものはあるし。ヒョンジニは素質あると思うしね」

突発的な質問してきたと思ったら
ヒョンジニはくすくすって私の顔を見て笑い

頭をそのままくしゃくしゃってされていた

H「Aはなんか他の人とは違うから好きだな」

いつもはちょっと見上げるぐらいの高さのヒョンジニが
私の顔を覗き込む為に姿勢を屈ませていた。

そのまま思考停止になってしまっていた。

好きとか恋愛とか全然わからなくて

けど、この鼓動の音が、体全部に響き渡り
ヒョンジニに聞かれるんじゃないかって

わからなかった。

"好きの意味が"

H「俺さ有名になるから、その時絶対コンサート来いよ？」

「ぷっ...う、うん。会いに行くね」

なんだか、夢を語るヒョンジニは可愛いらしくも思えて
少しだけ笑ってしまった。

H「今馬鹿にしたな？？」

「してないっ！！」

誰もいない図書室には
私とヒョンジニの時間がゆっくり流れていた。

あの時間はきっとこれからもずっと幸せな時間

こんな私に恋を教えてくれた人。

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