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チャリンッ
「コマウォヨ!!!」
「さ、今日も終わりお店閉めるわよ！」
あまり人目のつかないチキン屋が私の実家...
特に、何かになりたいとかもなくなんとなく
え、
いや違う
あまりにも貧乏で私の夢なんて叶えられない。
オンマになんて言えない。
「今日もチキン....？」
「ﾔｰ!何言ってんのよ！我儘言わないで食べなさい！」
よく怒ってるのが私のオンマ
1人で私の事を育ててくれた人でもある。
アッパは私が生まれてすぐ交通事故で亡くなってしまった。
「こんな可愛い娘なのに誰かいい人が現れてくれないかしらね！」
「そんなのいませんっ。」
この言葉は、ここ1年で50回以上聞いてる
うんざりするぐらい
「けど、あんたがよく中学の頃仲良かった...あの子！
名前忘れちゃったわっ！」
「ヒョンジニ？」
「ああー!その子！イケメンだったわねぇ〜
今やアイドルとして大活躍してるんだから！
びっくりよ！」
ヒョンジナ....かぁ。
今じゃあもう、天と地の差ぐらい
住んでる世界が違いすぎる。
中学の頃の事、今でも鮮明に覚えてる。
私の側にはいつの間にかヒョンジニがいたから...
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作者名：おつる | 作成日時：2023年11月25日 22時
