【wrwrd】軍人さんを拾いました 3【shp】

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『はぁっ、はぁ、アンナっ』

アンナ｢！驚いたぁ、あらA。いらっしゃーぃ｣


良かった。アンナもいなかったらどうしようかと思った



『アンナ、実は…』

アンナ｢随分と久しぶりだねぇ、もう何年前？｣


『えっ』








久しぶり…？ 何年前………？









アンナ｢えって、何よ〜Aが全然来てくれないからじゃなーい…｣
｢あ！香水持ってきてくれた〜？そしたら査定するからもう店閉めちゃうけど｣



『…アンナ、3ヶ月前に、私、ショッピくんとここへ来たでしょう？』

アンナ｢…？
んーー、私がAのこと覚えてないはずないんだけどなぁ〜…その、ショッピくん？て子はともかく｣




どうして、覚えてないの…？




『私が、一緒に住んでるショッピくんよ…？
こないだ来たばかりじゃない…』


アンナ｢A｣



｢Aがここへ来たのは2年も前だし、Aはもう何十年も誰とも一緒にすんでないわよ…？


…ねぇ、A大丈夫？
1人が辛くなったならここにしばらくいてもいいのよ〜｣







そんな





はっとして、髪に手を当てる。



ない。
髪飾りが、


ショッピくんに貰った髪飾りが







『っ…』

アンナ｢ A…！！｣









息が苦しい、涙が止まらない
アンナの呼ぶ声が聞こえたが、
それでも無我夢中で家に帰る。





何か、何か跡があれば


・



・




・





・





…ない。服も、香水も髪飾りも、匂いも。


ぐちゃぐちゃになった部屋の床に1人、へたりと座り込む。







『どこなのショッピくん』









『どこからが夢なの』









『ショッピくん、お願い』









『嘘じゃないって言って…っ』









『ショッピくん…っ』



全部、全部私の夢だったの…？

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