眠りの狭間で ページ22
コネシマさんの話を聞いていたら、随分時間が経っていた。
こんなに夜更かしするのは久々で、眠気の強さに頭が回らなくなっているのを感じる。
kn｢…んで、〜〜がな、……A、A？｣
………。
『…………………ん？』
kn｢なんや、眠いんか｣
『…まぁ……。。』
kn｢そうか｣
短く返事をして、立ち上がったかと思えば部屋を出ていくコネシマさん。
着いて行こうと頭では思っても、あまりの眠気に体が動かないでいた。
体を起こすのすら億劫で
ぼーーっとしていると、
バ サ
何か柔らかいものが降ってきて、私の上にかかる。
…私の布団だ。
頭からかかった布団をめくって顔を出すと、
コネシマさんが私の隣に戻っている。
kn｢これ掛けて寝といたらええわ｣
｢あったかいやろ？｣
布団をかけ直してくれるコネシマさん。
…どうして得意顔なのかしら。
少し荒々しく、髪を手で梳かれてさらに眠くなる。
kn｢お前、眠いと大人しいな｣
…誰だって眠い時は大人しいし、もともと私はコネシマさんみたいにうるさくないわ
声を発する気力はないので、心の中だけで文句を言う。
kn｢なんか、猫と似とるなぁ｣
突然フワッとした表情を浮かべ、私をこねくり回す。
…コネシマさん、猫好きなのかしら…意外。
『こねしまさ…』
kn｢…どした｣
"コネシマさんはベッドで寝ていいよ"
そう、伝えようとした。
kn｢は？なんや、ベッド？｣
｢ベッドがええんか？｣
『ぃや、……』
そうじゃなくて。
kn｢せっかく布団持ってきたのに、
…しゃーないなぁ｣
ぐいっ
kn｢ほら、腕回せ｣
言いたいことは伝わらなかったが、別になんでもいいかと思い、言われるままに腕を回す。
kn｢あーあー、もうくたくたやんか｣
布団ごと抱えられて、移動する。
揺れる視界に太陽に照らされた穂のような金色と、晴天の空を映しとったような水色がチラつく。
その色たちが、
異質な私にはどうにも眩しくて、
静かに目を閉じた。
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リズ(プロフ) - すみれいんさん» 読者を不安にさせたまま4章に持ち込みたかったのです…お許しくだせぇ....！ありがとうございます！ここまで来れたのも読者さんのおかげです！！ (2021年2月18日 19時) (
レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 正直ヒヤヒヤしました！え…もしかしでマジで今での事って夢…？となり少しの間見事に騙されました…！！3章完結？おめでとうございます！ (2021年2月18日 8時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 大先生…？(便乗) (2021年2月10日 18時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 闇ちょこさん» リクエストありがとうございます！！んふふ、赤い彼にはもう少し混乱してもらいますよ…！！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - リクエスト宜しいですか…？shpくんが夢主といちゃいちゃしてるのを色んな方法で他のd!面子に見せつける、みたいなのお願いしたいです…！！tnさんが勘違いしてるエピソードが好き過ぎたので…あ、更新は作者様のペースで進めて下さい！長文失礼しました。 (2021年2月9日 16時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2020年9月29日 21時
