夜も更けて ページ16
Aside
オスマンさんと話していたらすっかり夜も更けてきてしまったようで、
トントンさんが遠慮がちに、もう寝たいと声をかけてきた。
全く時間の流れに気づかないほど話に夢中になっていたのか。
オスマンさんに付き合わせて悪かったなと言う気持ちが芽生えるが、彼は変わらずニコニコと私に微笑みかけていてくれている。
『ごめんね、トントンさん。待たせてしまって』
tn｢いや、ええよ。むしろこんな時間にゆっくり本読んでから寝れんのなんて久々やし、贅沢やわ…｣
tn｢本まだ途中なんやけど、部屋持ってってもええか？｣
『もちろんいいけど…、今日はもう、本は読まずに寝たら？』
tn｢でも、読み途中のまんまってのも気持ち悪いしなぁ…｣
『私は擦り切れるほど読んだから、本は持って帰ったって構わないわよ。
だから今日は寝た方がいいわ…くまが酷いもの。』
tn｢…そんならお言葉に甘えて、寝させてもらうわ。本、ありがとうな｣
ドアをノックするみたいに私のおでこにコツンと手をやってから2階への上がって行くトントンさん。
なんだか、私よりずっと大人に見えた。
ーーーー
『あ。』
os｢どしたん？｣
しまった。すっかり忘れていた
『上の階、部屋が2つしかないの…』
今の今まで全く気づかなかったのだ。
どうしようか…
kn｢…俺ここにおるからトントンとオスマンが上でええよ｣
『え、でもコネシマさんどこで寝るの？、』
kn｢そんなんどこででも寝れるし、別に気にせんで構わん｣
『……分かったわ』
コネシマさんには申し訳ないけれど、部屋が2つしかない以上どうすることもできない。
そっか、ゾムと鬱さんが来た時は私とショッピくんが一緒に寝てたから問題なかったのね。
……まだ、彼にいってきますと伝えてから数時間。
もう既に会いたいなぁ。
…なんて思っている私は本当に彼から離れることなんてできるのだろうか。
貰った日から寝ている時以外は必ず身につけている髪飾りをそっと手で撫でてから、
２階の部屋に案内するために、トントンさんとオスマンさんの方に歩いていった。
ねぇ、ショッピくん。
"会いたい。"
そう思うくらいは許して欲しい。
願わくば、彼も同じように思ってくれていたらな…なんて。
今夜はよく寝れそうにないな
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リズ(プロフ) - すみれいんさん» 読者を不安にさせたまま4章に持ち込みたかったのです…お許しくだせぇ....！ありがとうございます！ここまで来れたのも読者さんのおかげです！！ (2021年2月18日 19時) (
レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 正直ヒヤヒヤしました！え…もしかしでマジで今での事って夢…？となり少しの間見事に騙されました…！！3章完結？おめでとうございます！ (2021年2月18日 8時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 大先生…？(便乗) (2021年2月10日 18時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 闇ちょこさん» リクエストありがとうございます！！んふふ、赤い彼にはもう少し混乱してもらいますよ…！！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - リクエスト宜しいですか…？shpくんが夢主といちゃいちゃしてるのを色んな方法で他のd!面子に見せつける、みたいなのお願いしたいです…！！tnさんが勘違いしてるエピソードが好き過ぎたので…あ、更新は作者様のペースで進めて下さい！長文失礼しました。 (2021年2月9日 16時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2020年9月29日 21時
