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os side
きょとんとして、首を傾げる彼女。
当たり前だが、国名と俺らの役職知ってるだけでは知ってるとは言わない。
外交ではどんなこと言われても必ずこちらが有利な返し方ができるのに、思わず言葉が出なくなってしまった。
正面のトントンも信じられない…といった顔をして眉をひそめているし、
シッマに至っては驚きもせずに笑っている。
俺たち3人の反応に本気で戸惑っているA
ほんまに悪い子ではないんやろなぁ
os｢いや、ごめんなぁ。Aちゃんがどんな質問してくるか試しとったんよ。でもまさか海のこと聞かれるとはなぁ…｣
『…ダメだった？』
os｢んーん、ダメやないよ。
ふふっ、うん。うちの国にも海はあんで。行きたい？｣
『もちろんよ…！行ってみたいし、見るだけでもいいわ！それに船にも乗ってみたい！』
急に席を立って本棚から1冊本を持ち出して見せてくるA。
ある1ページを指さして、
『これ…こんな大きい船に乗ってみたいわ！
ほんと、1回でいいから乗ってみたい…！』
os｢んふ、そっかぁ｣
『あ、あと！海の音がする貝殻があるっていうのは嘘？？』
os｢ほんとやで、耳にあてたら水の音が聞こえるんよ｣
『貝の中からどうして音が鳴るの？』
os｢あれはな、貝殻そのものから音が鳴ってるんやなくてな、周りの音が貝の中で変化して、水の音みたいに聞こえんねんで｣
os｢まぁ、俺は貝殻から海の音がするって考えた方がメルヘンチックで好きやけどな？｣
『貝殻があったらどこにいても海の音が聞けるってことでしょう？
それだけで充分夢みたいじゃない…！貝殻欲しいなぁ…』
実際に海に来たわけでもないのに、嬉しそうに目を輝かせるA。
その姿にこちらも思わず表情が緩んでしまう。
自分たちにとってはとうの昔に当たり前になってしまったことでも、この子にとっては夢のように憧れるものなのかと思うと質問攻めにされても悪い気はしなかった。
ご機嫌取りでもなく夢中になって一生懸命に言葉を紡ぐ姿が愛らしい。
Aは自分より長く生きているとはとても思えない、年端もいかない少女であった。
…彼女は1人でいるべきじゃない、もっと人に愛されて生きるべきだと思った。
ーー
kn｢ショッピくんは20歳って聞いたらしいけど、アイツほんまに20超えてるんか…？｣
tn｢ホンマに。えらい幼く見えるわ
こうしてみると、オスマンとAさん兄妹みたいやな…｣
kn｢ありゃ、5歳児やろ｣
tn｢それはさすがに幼すぎるわ｣
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リズ(プロフ) - すみれいんさん» 読者を不安にさせたまま4章に持ち込みたかったのです…お許しくだせぇ....！ありがとうございます！ここまで来れたのも読者さんのおかげです！！ (2021年2月18日 19時) (
レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 正直ヒヤヒヤしました！え…もしかしでマジで今での事って夢…？となり少しの間見事に騙されました…！！3章完結？おめでとうございます！ (2021年2月18日 8時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 大先生…？(便乗) (2021年2月10日 18時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 闇ちょこさん» リクエストありがとうございます！！んふふ、赤い彼にはもう少し混乱してもらいますよ…！！ (2021年2月9日 21時) (レス) id: e8e592a792 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - リクエスト宜しいですか…？shpくんが夢主といちゃいちゃしてるのを色んな方法で他のd!面子に見せつける、みたいなのお願いしたいです…！！tnさんが勘違いしてるエピソードが好き過ぎたので…あ、更新は作者様のペースで進めて下さい！長文失礼しました。 (2021年2月9日 16時) (レス) id: c4d9600a7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2020年9月29日 21時
