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Aside
私はゾムのリクエストでジャムと合わせられるようにトーストを焼く。
ゾムはチャーハンを慣れた様子で作っているようだ。
作り終えて、机に並べ、席につく。
4人もの人がこの家に集まることなんて初めてで、少しソワソワしてしまう。
席は正面に鬱さん。隣にゾム。斜め前がショッピくんだった。
「「「『いただきます』」」」
掛け声とともに皆それぞれ朝食に手をつけていく。
正面の鬱さんがじーっとこっちを見ている。
何か用かと目を合わせるも
ニコッと微笑まれるだけで何も言ってはくれない。
ショッピくんとゾムとは違い、
まだ鬱さんとはまともに話したことがないので戸惑ってしまう。
ただずっと見られているだけなのに、
まるで一挙一動を観察されているようで少し怖かった。
zm「大先生、見すぎやで。狙っとんちゃうぞ」
ut「いやぁ、Aちゃん、可愛ええからなぁ笑」
zm「…………。」
ut「ちょっ、ゾムさん無言で蹴るのやめて!!!」
2人が増えただけで随分賑やかになるなぁと思って2人のやり取りを見ていると、、
パチリ、
ショッピくんと目が合った。
何か話そうと口を開こうとしたのだが、フィッと顔をそらされてしまう。
そのあとも何度かショッピくんに目線を送ってみたのだが、彼が私の方を見てくれることは無かった。
(今日が最後の朝食なのに…あんまり美味しくなかったかしら……。)
そんなこともあったが、大量にあった食事はいつの間にかなくなっており、全員が朝食を食べ終わる。
ut「あ゛ー、もうなんも入らんわ………」
「んで、Aちゃんにこの森の出口、教えて欲しいんやけど。いいかな?」
『出口…というと、3ヶ月前にショッピくんが倒れてた場所までなら案内できるわ』
ut「そこで、構わへんよ。それとな、」
ut「Aちゃんにはウチの国まで来てもらおうと思ってん。」
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時