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ありがと ページ10

学校中探し回ったけど四葉はいなかった。下駄箱に靴はあったからまだいるだろうけどいったいどこに行ったんだよ・・・

今までにもこんな風に真正面からぶつかっていくことは少なからずあった。大体は私の迷惑な配慮のせいなんだろうけど、その場その場で頭を使うことが苦手な私は同じことを何度も繰り返して今に至る。

「(もーちょい学習出来る子が良かったなぁ)」

なんて今更なことを考えながら四葉を探していると体育館前の階段、体操座りで縮こまっている猫耳フードを見つけた。

「(四葉じゃん)」

そろり、そろり、1歩ずつ驚かせないようにゆっくり進んでいく

その1歩ずつはなんだかとても重く感じた


「四葉」

「・・・・・・おくりん」


ゆっくりと振り返った四葉は、目元が少し赤くなっていて何があったのか痛々しいほど伝わった来た。自分がこうさせたんだ、そう思うとずっしりと身体が、心が重くなった。



「・・・あの、おくりん。ごめんなs」

「ごめん。四葉。」


しばらく続いた静寂を破ったのは四葉だった。けど私はそれを遮る形で言葉を発した。四葉に言わせたらダメだって直感的に思った。

「おくりんはなんも悪ない、おれがむりに聞こうとしたから・・・」

「違うよ四葉」
「私が余計なお節介をやいて四葉を悲しませたの。だからこれは私が悪い」

「ちがっ」

「違わない。ごめんね四葉。四葉の考えないであんな・・・怒鳴ったりして。ほんとにごめん。」


「違うって言ってんだろっ!!!!」


四葉は悪くないのになんで謝るの?なんでそんなに苦しそうな顔をしてるの?なんでまた泣いてるの?


「おくりんはっ、悪くない、」
「聞いたよ、さっきおくりんと一緒にいた先輩からぜんぶ」
「先輩言ってた、おくりんはいい子だって。人のこと思って行動できる素敵な子だって」

「おれ馬鹿だから、いっぱい考えてもあんまわかんなかった。」
「けど少し分かった気がする」
「おくりんはいい子で、俺ががんばろってしてるのを邪魔しないようにしてたんだろ?」

「おれさ、それ考えたら、ちょーー嬉しかった!」
「おくりんがおれのために考えてくれたんだって・・・けどおれはそれを否定した」


「ごめんな、おくりん。」
「おくりん俺の事考えてあぁしてくれてたのに気がつけなくて、飛び出したりしてごめん」

目の前にいる彼は頭を下げてそう言ってくれた。本当は私が悪いはずなのに、なんでだろ、なんでかすごくすごく・・・

・・・・・・・嬉しいなんて。

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作者名:四葉 ちゃん | 作成日時:2019年4月25日 20時

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