おとなり。【男主】 (ページ8)

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8話ページ8

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一気にゾワゾワと、身の毛がよだつような感覚に襲われる。

呼吸が上手くいかない。
大切なあの人の為にもしっかりしなきゃ。

緑色「猫に噛まれただけだからｯ……！！離してっ、きょーさんなんか嫌い！！」

固まったばどきょーを突き飛ばして部屋を出ていく。
チラッと見ると突き飛ばされたのに驚いたのかポカンとしていた。

1つだけ気づいた事がある。

驚いた顔にある赤い目。

ばどきょーは黄色い目だったはず。
瞬時に思い浮かぶ大切な人の顔。

緑色「ｯ！！」

猛ダッシュで声をかけてくる部下達を無視して基地から出て家に帰っていく。

勢いよく扉を開けてその人物目掛けて飛び込んだ。

緑色「Aっ」

「みどり…。あのクズ野郎にキス以外何された？大丈夫？びっくりしただけ…？」

緑色「っ、怖かった…ぁ……な、んで…？何あれ…？」

「みどり、ちゃんと話しておくね。クズｯ……ぁ、あの豚さんは俺と同族で俺を忘れない特別な吸血鬼だよ。」