男前女芸人_その2 (ページ5)

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真相ページ5

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なんやねん、とゆず兄の手元から水田さんが手紙を抜き取って、中身を見て固まって、横の人が奪い取って…を繰り返して俺に帰って来た。

『これと共に、カッターの刃も入ってました。…まぁ、誰も怪我しないように包んで捨てましたけど』

「…！！指の怪我って」

『うん。…それで切れた…いや、刺さった？って言うの？ぐさって』

いたそ…とちっちゃな声で呟く秋山さん。
聞こえてまっせ。痛くないから安心してくださいや。

『これにちょっと動揺してもうて、学生ん時思い出して…泣いてしまったんです。んでそのまま寝落ちちゃって、多分リリー…くんが来たのも眠ってすぐだろうね』

リ「…リリーで良いです。なんかモリシだけずるいんで」

『ふふ、わかった。俺もエミで良いからね』

リ「はい」

『んで話戻すわ。えーっと…あ、こっから暗い話なるんやけどええ？ええよな』

山名「今更？こっちももう覚悟決めてんねん」

ゆ「また自問自答みたいになってるて」

『んふふ、…ありがとう、ございます。俺が…いや、＿私が、中学生の時の話です』

夢で見た内容と思い出した過去を、誤解を与えないように話す。

男友達と話してただけなのに嫉妬されていじめられたこと、
人気からくる妬みでいじめられたこと、
そんな時、先輩であるかま天マーケットの3組に支えられていたこと。

全部、全部話した。

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