男前女芸人_その2 (ページ4)

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真剣な話ページ4

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当たり前のように角に座る。
1番人の顔が見やすいのは真ん中じゃなくて角…って何かで見た気がする。実際そう。

まぁ俺が落ち着いて話せるから、ってだけなんだけど。

お冷を一気に飲んで、一息ついて全員の顔を見た。
俺がこんな表情をしたことは初めてだからか、その場に緊張が走る。

『皆さんを呼んだのは、ただあの場に居合わせたから、だけではないです』

川「あの場…って、NGKの楽屋よな」

『はい。今日俺らの出番が久々にNGKであったからちょっとウキウキしてて。1時間前くらいに入ったんですよね』

ゆ「はっや」

山田「前もありましたよね？マンゲキで。そん時は祇園さんらとおって…」

『そそ、そん時は木崎と遊んでたんよ。…でも今日は1人でして。適当に過ごそうって思ってたんよ。そうしたらさ…これ、机の上にあって』

鞄の中から出したのは楽屋に入ってたあの手紙。ちょっと血が滲んでるけど気づかない…だろう。

ゆ「この手紙は？」

『俺宛で差出人不明。中身は……言いたくないんで見てください』

はい、とちょうど隣に座っていたかわにっさんに手紙を渡す。横からゆず兄も覗き込んで見てる。仲良しやなぁ、と思いながら眺めてると、2人の表情が一気に曇った。

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