男前女芸人_その2 (ページ20)

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頼るページ20

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『…んで、急にどうしたんすか？結構あっちでも飲んでましたやん』

ゆ「そんなん口実やわ。……Aと久々に2人でおりたいねん、悪いか」

『悪くないで～す！…ってか、そう言ってくれれば良かったのに』

ツンデレのデレの部分頂きました～！ってツッコミフレーズが思い浮かんだけど使いにくいから覚えておかなくていいか。

ゆ「…A」

『…？何ですか？』

ゆ「これからは俺も頼ってや。…A1人にしんどい思いさせたない」

頼る…？
ずっと1人だったからか頼ることを忘れてしまったようで。どうやればいいんだっけ。

『……ねぇ、ゆず兄』

ゆ「……なんや」

『頼る、ってどうやればいいんですか』

引かれるかなぁ、って思いながら恐る恐る聞いてみた。
するとゆず兄は一瞬きょとん、とした顔になったがすぐいつもの顔に戻って口を開いた。

ゆ「そんなん…気ぃ使わんとなんぼでも話しして、泣きたい時は泣いて、…それでええんよ」

『そん、なで………ゆず兄の時間取ってもいいんですか』

ゆ「いくらでもええよ」

『…ありがとう、ございます……』

あれ、めっちゃ眠い。
安心したからか睡魔が急に襲ってきた。それでも寝まいと必死に抗っていると、

ゆ「…疲れたやろ、寝てええで」

『…はい………』

家主からの許可げっと。

おやすみなさい、ゆず兄。