男前女芸人_その2 (ページ16)

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論争ページ16

『こういうとこよぉ分からんよな、この世界って』

洲「ですね……」

俺だってきーさんと同期扱いやし。それに年上の後輩なんざごろごろいる。
…そう考えたらよく舐められずにここまで来れたわ。ほんま。

『…で、どうなん？タメ口』

山田「きゅ、急には無理です、けど…」

洲「善処します……」

『もう今から始まってんで』

「「えっっ」」

ってかほんまやったら俺が敬語使わなあかんから驚く必要ないんやけどな。
うーんうーんと悩んで十数秒。口を開いたのはすざっきーだった。

洲「慣、れるまで時間かかると思う…けど！頑張ってくから……その、大目に見てな」

『はは！いいでしょう！』

山田「何キャラやねんそれ」

『やまっちゃんは案外スルッとタメ口になるんやな』

しどろもどろなすざっきーとは逆にさらっとタメ口になるやまっちゃん。

…あ、他の人とかに誤解される前に言っといた方が良いんかな。
まぁ、大丈夫か。俺やし。

山田「これ呼び方も変えた方がええんかなぁ」

『あ、確かに。タメ口なのにさん付けじゃなんか違和感あるわな』

洲「うーん……エミさんで慣れたからなぁ…」

『いっその事名前で呼ぶ？名前にさん付けならそこまで違和感ないんちゃう？』

「「えっっ」」

……なんかデジャヴ感すごいの俺だけ？