男前女芸人_その2 (ページ12)

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そういう時ページ12

秋「…そんなん、エミちゃんがお礼言うようなことしてへんよ」

『だとしても、です。やっぱこーやって楽しくおれんのもいい先輩と同期と後輩がおるからなんやろうなぁ………あれ、秋山さん目ぇ山名さんに刺さってまっせ』

山名「いった！ちょ！いつの間に！？」

秋「そんな離れてへんわ！山名くんもやめぇや！！……ってか今！？？」

『1回やってみたかったんです、このくだり(笑)出来て良かった～！！』

・

「失礼すんでぇ、Aくん、もうええか」

ひょこ、と扉から出てきたのはおっちゃん。
あ、すっかり忘れてた…まぁええか。言わんけりゃバレへんやろ。

『あー！おっちゃん！終わった終わった！！』

「えっらい長く話してたんやなぁ…って、Aくん泣いた？目元赤いで。冷やすもん後で持ってくるわ」

『おー、ありがと！…ってかおっちゃんの顔見たらお腹すいてきたからなんかおすすめぐぁーって出してくれん？』

「それちょっと失礼やで！あー…っと、この人数なら10人前ぐらいでええか、兄ちゃんら何飲むか？」

山田「えー…っと、あ、そんじゃ全員生で、お願いします」

「おうよ。Aくんは？」

『あー、ちょっと甘いの飲みたい』

「あいあい、んじゃちょっと待っとけよな」

水「珍しいな、普段はあんまり甘いの飲まへんのに」

『んー…ちょーっとだけ、女の子に戻っていいかなって思いまして。たまには、ね』

稲「ええんちゃう？そんな時もあるってことで」

『…そうそう、そんな時もあるんよ』